エプソンダイレクト、セキュリティチップ搭載で4万9980円からの低価格PC
エプソンダイレクト(山田 明社長)は、セキュリティチップ(TPM)を標準搭載したコンパクトデスクトップPC「Endeavor AT955」を発売する。受注は、9月上旬からオンラインショップと電話で受け付ける。価格は4万9980円から。
最新のインテル 915GL Expressチップセットを搭載し、コストパフォーマンスに優れたコンパクトPC。さらに、TCG(Trusted Computing Group)で定義されたセキュリティの仕様(v1.1b)に準拠したセキュリティチップTPMを搭載し、高度なセキュリティを実現した。
これまでデータを暗号化する場合、暗号化されたデータと暗号を解く鍵がハードディスク(HDD)内で一緒に保存されていたが、新製品では、マザーボード上に標準搭載されたTPMチップ内に暗号鍵を格納・管理する。こうしてHDD内のデータと暗号鍵を分離することで、HDDへの不正アクセスや盗難、紛失、廃棄時にも機密データを強固に保護することが可能になった。
このほかの特徴は、(1)待機時動作音をささやき声以下にするなど、静音性をさらに向上、(2)フィッシング対策ソフト「PhishWall」をバンドル、(3)JEITAが推進する「PCグリーンラベル制度」の審査基準(2005年度版)を満たし、環境にも配慮、(4)PCIスロットを2スロット装備し、HDDを2基搭載可能――など。