コニカミノルタ、採血せずに血中酸素量を300時間記録する腕時計型の測定器
コニカミノルタセンシング(古川 博社長)は、小型・軽量なメモリ機能付き腕時計型パルスオキシメーター「酸素飽和度モニタ PULSOX(パルソックス)-300i」を9月下旬に発売する。価格は18万9000円。同時に、別売付属品の「データ解析ソフトウェア DS-5」も発売する。価格は11万3400円。
4月に発売した「PULSOX-300」の機能を強化し、最大300時間の血中酸素飽和度と脈拍数を記録できるメモリ機能を搭載。これにより、睡眠前にプローブを装着して電源ボタンを押すだけで、睡眠中のデータを記録が可能となるため、睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング(精密検査の必要性のチェック)にも対応できる。また、単4形アルカリ電池1本で約30時間の測定が可能な電池寿命や電池残量表示など、長時間連続測定に適した仕様となっている。
パルスオキシメーターは、動脈血中に含まれる酸素の量(動脈血酸素飽和度)と脈拍数を、採血することなく、指先などに光をあてることによって測定する装置。患者の脈拍数および体内への酸素の取り入れ状況をリアルタイムに検知するため、病院の手術室や集中治療室、内科、呼吸器科、循環器科の外来・病棟などで幅広く使用されている。
なお、国内での販売は、提携しているアムコ(坂田 陽一郎社長)が担当。海外でも、順次販売を開始する予定。