キヤノン、1280万画素35mmフルサイズCMOSデジタル一眼、40万円切る価格で
キヤノンは、有効画素数約1280万画素・35mmフルサイズの自社製CMOSセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラ「キヤノンEOS 5D」と、EOSシリーズ用外部ストロボ「スピードライト430EX」を10月上旬に発売する。
「EOS 5D」は、ハイアマチュア向けに、すぐれた解像感と豊かな階調性、幅広いISO感度を実現した。すべてのEFレンズがそのままの画角で使用できるため、35mmフィルム一眼レフカメラと同じ感覚で撮影できるのが特徴。価格はオープンで、実勢価格は40万円を切るくらいになる見込み。
高画素数と高レスポンスの両立も図り、高性能映像エンジン「DIGIC II」の採用による高精細で自然な色再現、最高約3コマ/秒、約60枚の連続撮影、約0.2秒の高速起動、CFカードへの高速書き込みなどを実現している。これらと新開発の9点+アシスト6点AFとの相乗効果で、プロ機に迫る快適な撮影を可能とした。
さらに、ユーザーの作画意図に応じて、多彩な写真表現を簡単に実現する新機能「ピクチャースタイル」を搭載。フィルムを選ぶ感覚で、「スタンダード」「ポートレート」「風景」「ニュートラル」「忠実設定」「モノクロ」の6種類から最適なスタイルを選択できる。
液晶モニタは、上下・左右各170度の広視野角を実現した2.5型・約23万画素の大型サイズ。ボディには、軽量で高強度なマグネシウム合金を採用し、高級感と信頼性、使いやすさを兼ね備えたデザインに仕上げている。
「スピードライト430EX」は、「EOS DIGITAL」シリーズとの使用に最適な「画面サイズ対応自動ズーム制御」機能や「色温度情報通信」機能を搭載する。また、最大ガイドナンバー43の実現や、リサイクルタイムの大幅な短縮、「EOS 5D」を含むEOSシリーズのAFシステムへの幅広い対応、上位機種と同等の高機能を活かす表示パネルの採用など、基本性能や操作性の向上を図った。価格は税別3万3000円。