キヤノン、静止画も高精細なデジタルビデオカメラ4機種、初のDVD式も投入

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2005/07/29 10:41



 キヤノンは、デジタルビデオカメラのラインアップを拡充し、同社初のDVD記録方式モデル2機種を含む新製品4機種を8月中旬から順次発売する。価格はすべてオープンで、実勢価格は「IXY DV M5」が12万5000円前後、「IXY DV S1」が9万円前後、DVD式の「DC20」が12万5000円前後、「DC10」が10万円前後の見込み。

 「IXY DV M5」は、家庭用デジタルビデオカメラ最上位クラスの「写真DV」モデル。DV方式の1CCDデジタルビデオカメラ最高の4.3MピクセルCCD、RGB原色フィルター、新アルゴリズムの採用でさらなる低ノイズ化を可能にした映像エンジン「DIGIC DV」などにより、卓越した解像感と豊かな階調性をもつ動画と静止画の記録を実現する。

 「IXY DV S1」は、2Mクラスで世界最小・最軽量を実現した「写真DV」モデル。2.2MピクセルCCD、RGB原色フィルター、映像エンジン「DIGIC DV」を搭載。また、ワンタッチでオープンできる高輝度液晶モニタや、内蔵レンズカバーを装備した光学10倍キヤノンズームレンズを採用し、操作性や使い勝手を向上した。

 「DC20/DC10」は、8cmDVD-R/-RWメディアへの記録に対応した同社初のDVDビデオカメラで、徹底したスリム化と軽量化を図り、高い携帯性を実現した。上位モデル「DC20」は、「写真DV」として2.2MピクセルCCDとRGB原色フィルターを、「DC10」は1.3メガピクセルCCDをそれぞれ搭載し、映像エンジン「DIGIC DV」や光学10倍キヤノンズームレンズとの相乗効果によって、動画も静止画も高精細な記録が可能。さらに、miniSDメモリーカードとDVDメディアを活用した「2ウェイ静止画撮影機能」や、DVDならではの「ランダムアクセス機能」など、高い利便性を実現している。

 新製品では、いずれも操作性とデザイン性を改良したほか、明るい場所での液晶モニタの視認性を向上する液晶バックライトボタンを装備するなど、実用的な機能を多数搭載。さらに、ダイレクトプリントが楽しめるよう、撮影した静止画をワンプッシュで簡単にプリントできる「イージーダイレクトボタン」を装備、標準規格「PictBridge」にも準拠している。