カノープスと朋栄、テロップシステムとHD編集システムの連携ツール開発で協業
カノープス(藤原睦朗社長)と朋栄(清原慶三社長)は、朋栄のネットワーク対応キャラクタジェネレータシステム「3D-VWS」と、カノープスのハイビジョン対応リアルタイムノンリニア編集システム「HDWS-1000」を高度に連携させるツールの共同開発と製品化について提携したと発表した。
今回の協業によって、3D-VWSおよびVWSシステムに、HDWS-1000に対応したエクスポート機能を提供し、HDWS-1000搭載の編集ソフトウェア「EDIUS Pro 3」には、VWSのメタデータとテロップデータをネイティブにインポートする機能を提供する「VWS EDIUS連携オプション」を開発した。
これにより、(1)VWSシステム(2D/3Dおよび300系システム)から選択または一括でXMLエクスポート 、(2)EDIUSに最適化した高画質テロップデータのエクスポート、(3)EDIUS(HDWS-1000およびSDWS-1000)上からVWSのXML形式を閲覧・選択するビューワ、(4)テロップ階層構造も反映できる、EDIUSネイティブ形式でのBINへインポート――などが可能になる。
「VWS EDIUS連携オプション」の提供は、ソフトウェアおよびシステム環境の構築を含めて朋栄が行う。価格はオープンで、7月末から販売開始する予定。
両社は、放送局、ケーブルテレビ局、衛星放送局(BS/CS)、映像プロダクションなど映像制作業界に向けて最適なワークフローを構築するため今後も連携した開発を継続し、優れたソリューションを開発していく指針。