良品計画、被災者の声生かした「使える防災セット」をネット先行発売
良品計画は、自然災害の被災者の意見を取り入れた「防災セット」を7月28日に数量限定で発売するのに先立ち、無印良品ネットストアでの先行販売を開始した。価格は、手回し式充電ラジオ付きの防災セット(1)が1万2600円、充電ラジオなしの防災セット(2)が6300円。まず一家に1をひとつ用意し、家族の人数にあわせて2を買い足していくことを想定した商品構成。
現状の災害時の避難所生活や救援物資を考慮し「必要性が低い」という意見が多かったロープや乾パンなどをセットから除外。逆に必要性が高いという意見が多かった「手回し式充電ラジオ」「ウェットティシュー」「圧縮タオル」を加えた。また、ライター、皿などを汚さないために使用する食品包装ラップなどはあえてセットから除外。家庭のものを流用するよう案内文を添付し、バッグ内にその分の余裕を残した。
従来の「部屋に置くには違和感がある銀色のバッグ」ではなく、燃えにくい加工を施したバッグを採用。表面は黒、裏面は蛍光オレンジとし、中身の確認のしやすさにも配慮した。形が長方形で、複数個を1か所に積み重ねて保管できる。
手回し式充電ラジオ付きの防災セット(1)の商品構成は、(1)ハンドルを回して充電ができ、ラジオ、ライト、非常用サイレン、携帯電話充電器として使える充電ラジオ、(2)4年間の保存に耐える500ml保存水2本、(3)10時間燃焼する非常用ローソク、(4)水を入れた状態で自立でき、飲料水を貯めるだけでなく、バケツとしても使用できる容量4Lの密閉ファスナー付きの水保存袋2枚、(5)その他、圧縮タオル、軍手、ウェットティシュー、携帯用スリッパ、絆創膏、ガムテープ、単4電池、持ち出し袋、となっている。