松下、デジカメ新LUMIX3機種、手ぶれ補正、19倍ズーム、16:9画面で差別化

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2005/07/21 19:24

 松下電器産業(中村邦夫社長)は7月21日、デジタルカメラ「LUMIX」の新製品として「DMC?FX9」「DMC?FZ30」「DMC?LX1」の3機種を発表、8月26日に発売する。今回の製品群では、「手ぶれ革命」「19倍ズーム革命」「16:9ワイド革命」を実現。手ぶれ、ズーム、ワイドというデジカメの“3大革命”を果たした製品として競合他社との差別化を図る。<br />


 松下電器産業(中村邦夫社長)は7月21日、デジタルカメラ「LUMIX」の新製品として「DMC?FX9」「DMC?FZ30」「DMC?LX1」の3機種を発表、8月26日に発売する。今回の製品群では、「手ぶれ革命」「19倍ズーム革命」「16:9ワイド革命」を実現。手ぶれ、ズーム、ワイドというデジカメの“3大革命”を果たした製品として競合他社との差別化を図る。

 「手ぶれ革命」を実現した「DMC?FX9」は、600万画素CCD、2.5型液晶、24.2mmの薄いきょう体などが特徴。コンパクトカメラとしてニーズが高まっている「高画質」「大画面液晶」「薄型コンパクト」を実現したモデル。シリーズで好評の光学式手ぶれ補正ジャイロも受け継いで、薄型デジカメで課題とされていた手ぶれを抑えることを可能とした。

 「19倍ズーム革命」を果たした「DMC?FZ30」は、800万画素CCDの採用に加え、EX光学ズームで最大19倍の望遠撮影が可能。「16:9ワイド革命」の「DMC?LX1」は、CCDそのものに16:9のワイドタイプを新採用し、ハイビジョンと同比率の画面を実現した。従来の4:3のデジカメでは弱かったワイド領域の画角をカバーする。

 月産台数は、「DMC?FX9」が7万台、「DMC?FZ30」が3万台、「DMC?LX1」で3万台を見込む。牛丸俊三・常務取締役パナソニックマーケティング本部長は、「最近では、当社の製品が機種別でトップになることもある。こうしたことを踏まえ、デジタルカメラ事業を軌道に乗せ、05年度は国内マーケットシェアで15%を狙う」と自信をみせた。ワールドワイドでは、今年度の出荷台数を前年度の2倍以上となる400万台を目指しており、「一部では10%を超える地域もある。ワールドワイド全体では5%以上のシェアを実現したい」(牛丸常務)意向だ。価格はオープンプライスだが、推定価格は「DMC?FX9」が5万円前後、「DMC?FZ30」が7万5000円前後、「DMC?LX1」が6万3000円前後となる見込み。