日本BEA、分散トランザクション処理ソフト新版、セキュリティなどを強化
日本BEAシステムズ(日本BEA、アリイ・ヒロシ代表取締役)は、基幹システム向け分散トランザクション処理ソフトウェアの新版「BEA Tuxedo 9.0J」を発売、同時に無料評価版を公開した。
トランザクション処理モニター(TPM)の一つで、C、C#、COBOL、C++、CORBA C++などの言語で開発したアプリケーションを、異種言語が混在する分散コンピューティング環境で稼働させるときに、信頼性の高いトランザクション処理、高度なスケーラビリティーとパフォーマンスを提供するもの。人事部や経理部の基幹業務システム、金融機関、航空会社、通信会社といった、ミッションクリティカルなシステムで採用されてきた。
新版では、既存アプリケーションやSOAベースの中核アプリケーションのサービス品質(QoS)を向上し、トランザクション処理中のデータへの不正アクセスなどを防止するために、PKIやデジタル署名など主要なセキュリティ・プロトコルをサポートした。
また、同社の他の製品群との連携を強化。同製品をBEA WebLogic Serverと組み合わせることで、Webアプリケーションと非Javaアプリケーションを連携したインフラを提供する。また、BEA AquaLogicのサービス・インフラストラクチャー層に接続することで、COBOLやC、C++などで開発したレガシーアプリケーションを、SOAベースのシステムに統合することができる。