アルファデータ、「半光学式」超薄型マウス、膝の上や鏡の上でも確実に動作
アルファデータ(本社・藤沢市、原田敏彦社長)は、光学式マウスと機械式マウスのメリットを兼ね備え、厚さ15.5mmの超薄型を実現したUSB接続2ボタンホイールマウス「AD-OFMS」を7月下旬に発売する。価格はオープンで、実勢価格は2480円となる見込み。
ノートパソコンには、通常タッチセンサー式ポインティング・デバイスが標準装備されているが、操作性からマウスを使うユーザーも多く、キャリングバッグに収納しやすい軽量薄型ポータブル・マウスが求められていた。
新製品は、こうしたニーズに応えるため、新開発の光学式・機械式マウスそれぞれのメリットを兼ね備えたハイブリッドメカニズム「光ファイバートラッキング機構」を採用。厚さ15.5mm、重さ61gの軽量薄型を実現するとともに、マウスパッドを必要とせず、透明なガラスや鏡の上など現在主流の光学式マウスが使用できない素材の上や、膝の上など曲面上でも操作できるようにした。
「光ファイバートラッキング機構」は、従来の機械式マウスで使用していたボールの代わりに左右/前後の移動量をそれぞれ独立して計測する2軸ミニ・ホイールを使用したもので、各ホイールの移動量は光ファイバー利用の光学ユニットを使い感知する。従来のマウスでは、光学式・機械式ともにメリット、デメリットがあり、高速に動かした場合は、どちらもポインタとの動きずれが生じることがあった。
しかし、この独自ハイブリッド・メカニズムなどを採用することで、双方の欠点を克服。光学式・機械式を大きく上回る毎秒1万2000カウントのクイック・レスポンスと625dpiの高解像度を両立させた。
さらに、マウスが一定時間動作時しない場合に、電流の流れを自動的に遮断しLEDを消灯する「インテリジェント・スリープモード」を搭載、省電力化した。再び動作を開始した場合わずか0.2秒で通常モードに復帰するため、操作性も損なわれない。