NEC、横須賀市でWeb技術活用の高齢・介護・相談システムを構築
NEC(金杉明信社長)は、神奈川県横須賀市において高齢・介護・相談システム「横須賀市壮快システム」を構築、7月20日から本格運用を開始する。
このシステムは、同市内に居住する65歳以上の高齢者の情報を電子化、横須賀市健康福祉部長寿社会課と市内の在宅介護支援センター30カ所を光ファイバーで結ぶもので、全国で初めてWeb技術を活用した高齢・介護・相談業務に関するシステムとなる。
相談時に高齢者が「名前」と「生年月日」を伝えるだけで、担当の民生委員や緊急連絡先、受けている福祉サービスなどが確認できるため、迅速で細やかなカウンセリングが可能になる。また、相談をしながらシステム画面上に現れる質問に答えを入力すると、「紙おむつの給付」「寝具丸洗いサービス」「出張理容等サービス」「ふれあいお弁当サービス」「入浴利用券の交付」「福祉電話の貸与と相談」「緊急通報システムの貸与」「自動火災感知器・自動消火器の貸与」「ガス漏れ警報器の給付」「電磁調理器の給付」「消防福祉サービス隊」など、受けられる高齢福祉サービスを自動的に判定、住所・名前が印字された申請書が出力できる。
このシステムには、同社の福祉総合相談パッケージソフトやWebアプリケーションサーバソフト「WebOTX」、IAサーバー「Express5800シリーズ」などが活用されている。同社は今後、全国の自治体に対して福祉情報システムに関するな提案活動を推進していく。