大日本印刷、宙に浮く投影画像が楽しめるプロジェクタ用の透明スクリーン

ニュース

2005/07/12 19:19

 大日本印刷(北島義俊社長)は、プロジェクタ用透明スクリーン「Crystal Illusion Screen(クリスタル・イリュージョン・スクリーン)」を9月に発売する。

 大日本印刷(北島義俊社長)は、プロジェクタ用透明スクリーン「Crystal Illusion Screen(クリスタル・イリュージョン・スクリーン)」を9月に発売する。

 透明フィルムに特殊な液晶材料をコーティングしたもので、透明なガラスやアクリル板などに貼って使用する。プロジェクタからの光は効率よく反射するが、それ以外の光を透過させる特性があるため、明るい場所でも鮮明な映像が表示できる。スクリーンの前面にプロジェクタを設置するフロント投影型で、どんなプロジェクタからでも投影できる。

 これまでの背面から投影するホログラム式スクリーンでは、継ぎ目なしで40インチ程度が最大とされてきたが、継ぎ目なしで75インチまでのサイズが可能でコストも約半分。一般の店舗、企業のショウルーム、美術館、博物館、展示会ブースなどの需要を狙う。

 透明なために、スペースデザイン面でのバランスやイメージを損なわずに、プロジェクタ使用が可能。また、透明スクリーンに映像が浮かびあがるアイキャッチ効果も期待できるほか、スクリーンの後ろにある展示物とプロジェクタ映像とを同時に見せたり、あるいは交互に見せるなどのプレゼンテーションも可能となる。

 他の反射型スクリーンと合わせた売上目標は07年度で150億円。