ウィルコム、PHS無線部分をモジュール化、情報機器への組み込みを可能に

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2005/07/07 19:32

 ウィルコム(八剱洋一郎社長)とウィルコム沖縄(仲里朝勝社長)は7月7日、PHSの心臓部にあたる無線部分をモジュール化し、汎用的に使える環境「WILLCOM Core Module(コアモジュール)」を構築したと発表した。PHS市場拡大のため、「WILLCOM コアモジュール」を活用し、新しい端末やビジネススタイルなどの検討を行う団体「WILLCOM コアモジュール フォーラム」(仮称)を2005年度中に設立する。<br />


 ウィルコム(八剱洋一郎社長)とウィルコム沖縄(仲里朝勝社長)は7月7日、PHSの心臓部にあたる無線部分をモジュール化し、汎用的に使える環境「WILLCOM Core Module(コアモジュール)」を構築したと発表した。PHS市場拡大のため、「WILLCOM コアモジュール」を活用し、新しい端末やビジネススタイルなどの検討を行う団体「WILLCOM コアモジュール フォーラム」(仮称)を2005年度中に設立する。

 すでに、通信機器ベンダーのほか、アップルコンピュータやマイクロソフト、電通、バンダイなど様々な業界から46社が賛同を決めている。今年末から、順次「WILLCOM コアモジュール」を搭載した端末が市場に投入される予定。

 八剱社長は、「すぐれた技術があるのに、なかなか参入しにくい市場環境だった」ことから、PHS無線部分をモジュール化し標準インターフェースとすることで、「WILLCOM コアモジュール」を核に幅広い機器に活用できるようにした。「病院での利用が広がっているPHSを生かして医療機器への搭載や、家電への組み込みなどで様々な可能性が広がっていく」と語った。