アルゴブレインなど、声で操作するグループウェア、高齢者や障害者にも便利
アルゴブレイン(本社・滋賀県、繁縄康彦社長)とアドバンスト・メディア(鈴木清幸社長)は、高齢者や障害者などハンディキャップのある利用者でもスムーズに利用できる音声認識対応グループウェア「アルゴブレイン Light Office」を7月5日に発売する。価格(税別)は、「同 Server 2005」が150万円、「同 Client 2005」が2万円。
グループウェアに、声で内容を読み上げる機能、声で画面操作ができる機能、キーボードだけで操作ができる機能、USBキーによる簡単セキュリティ機能の4つの機能を搭載。マウスを使わなくても、簡単なキー操作だけで各項目の内容を音声で読み上げたり、音声で指示すると見たい画面へ瞬時に移動したりできるようにした。このほか、職場のスケジュールや施設予約などのあらゆる業務情報を、他のスタッフと同じ画面上で音声によって得られるようにした。
アドバンスト・メディアの日本語連続音声認識エンジン「AmiVoice」を採用し、その高い音声認識性能とオフィスで使える強力なノイズ排除技術によって実現したもの。話者の事前学習作業を省くことができるため、導入時作業のわずらわしさもなくなった。
開発にあたっては、全盲障害者の方の協力を得て開発・実証を進めた。すでに、社会福祉法人京都ライトハウスが同ソフトを導入し、全盲の方々が実際に使っているという。