エプソン、業務用写真出力システムに高速・大量出力モデルなど2機種を追加
セイコーエプソン(花岡清二社長)は、プロフェッショナル写真館など向け業務用写真出力システム「CRYSTARIO」に「CRYSTARIO EasyLab(クリスタリオイージーラボ)」「CRYSTARIO ZM(クリスタリオズーム)」の2機種を追加、エプソン販売株式会社(真道昌良)を通じて9月上旬に発売する。
「CRYSTARIO EasyLab」は、従来の3分の2以下の普及価格を実現した高速・大量出力モデル。L判からA3ノビサイズまで出力可能な光沢顔料プリンタをそれぞれ1台、2台、4台搭載した3モデルと、L判からA4サイズ出力に特化したプリンタ4台搭載モデルを用意し、4台モデルでは1時間にL判約200枚の高速出力が可能となっている。
「CRYSTARIO ZM」は、大判プリンタとの組み合わせで、A2プラス、A1プラス、B0プラスサイズまでの出力に対応する3モデルを用意。大判出力を専門ラボに外注しなくとも済むため、大幅なコストダウンと時間短縮が可能になる。また、接続プリンタを最大4台まで増設でき、分散印刷機能によって高速出力にも対応する。
価格(税別)は、「クリスタリオイージーラボ」のプリンタ1台モデル「PPPS-50EL1」が29万8000円、プリンタ2台モデル 「PPPS-50EL2」が39万8000円、 プリンタ4台モデル「PPPS-50EL4」、L判?A4出力向けプリンタ4台モデル「PPPS-50ELX」がともに64万8000円。「クリスタリオズーム」のA2プラス対応「PPPS-65ZM」が44万8000円、A1プラス対応 「PPPS-75ZM」が49万8000円、B0プラス対応「PPPS-95ZM」が79万8000円など。
販売目標は、今後1年間で既存製品を含めたシリーズ全体で2000台とし、さらに撮影データのファイリングサーバーシステムや、ネットワークセキュリティ・店頭ディスプレイシステム・プロジェクタなどのトータルソリューション提案で、5年後をめどに300億円の売上を目指す。