日立ソフト、小型の指静脈認証システム「静紋」などを発売
日立ソフトウェアエンジニアリング(小川健夫社長)は、指の静脈パターンを利用して本人を認証する指静脈認証システム「静紋」(じょうもん)を6月30日に、PCログイン認証強化のための製品「秘文AE Authentication」を8月に発売する。
同社は、日立製作所が開発した指の静脈パターンによる生体認証技術を用いて、PCのログインやネットワークアクセス管理用途向けの認証システム「静紋」を提供してきた。今回発売するのは、従来の「静紋」を小型化した製品。
USBでパソコンと接続し、Windowsのログオン認証が可能。また、拡張機能としてソフトウェア開発キット(別売り)も提供し、ユーザーの要望に対応したシステム構築が可能になる。
「秘文AE Authentication」は「静紋」をはじめとする認証装置との連携を実現するインターフェースソフト。当初は、「FeliCaカード」と指静脈認証装置「静紋」、および「FOMA」サービス対応の携帯電話の認証をサポート。複数の認証手段を組み合わせることで、より強固なセキュリティを構築できる。
「静紋」の動作環境は、Windows 2000、Windows XP、Windows Server 2003で、価格は3万9800円。