マイクロソフト、新検索エンジン「MSNサーチ」正式版など提供開始
マイクロソフト(マイケル・ローディング社長)は、同社が提供するインターネットポータルサイト「MSN」で、独自の新検索エンジン「MSNサーチ」の正式版を6月25日から提供する。また、WebやPC内の迅速な検索を可能にする「MSNサーチツールバー with Windows デスクトップサーチ」日本語版の無料ダウンロードを6月24日から開始する。
インターネットの普及で膨大なWeb情報が氾濫しているが、Web上には人が本当に検索したい情報の20%程度しか存在していないといわれる。80%以上の情報は、個人のPC内、企業のイントラネットやコンテンツデータベースに蓄積されているためだ。こうした状況を受け、同社では、Webに限らず、「自分が探したい情報に瞬時に到達できる」次世代検索エンジンを開発・提供することにした。
「MSNサーチ」の特徴は、(1)世界最大規模のオンライン百科事典エンカルタ(約80万件)のコンテンツを検索結果に統合、(2)ニュース検索/辞書検索/コンピュータ用語検索など豊富なカテゴリ検索をメインの検索エンジンに統合―─など。
「MSNサーチツールバー with Windows デスクトップサーチ」の特徴は、(1)キーワードを入力し始めると同時にリアルタイムにデスクトップ検索の結果を表示、(2)200種類以上のファイルタイプに対応し、eメール添付ファイルからWebまで幅広い対象を検索、(3)検索結果をプレビュー表示することにより情報の見つけやすさを向上。また、プレビュー画面から直接eメールを開いたり、ファイル編集など次のアクションを実行することが可能、(4)WindowsエクスプローラーとInternet Explorer/Outlook/Windowsのデスクバーと複数のエントリーポイントからの検索が可能―─など。