ベイサン、外付け大容量バッテリ、業界初のリフレッシュサービスも付加
ベイサン(矢野智久社長)は、大容量外付リチウムイオンバッテリ “PowerStation”「ARCA(アルカ)シリーズ」を発売する。また今回、業界初の試みとして、同製品の購入者にノートPC用バッテリパックのリフレッシュサービス(バッテリ再生サービス)を組み込んで提供する。
「ARCAシリーズ」は、ノートPCや携帯機器をコンセントのない場所で長時間稼動させるために開発した外付バッテリ。大容量のリチウムイオン電池と電池充電部、安定化電源制御部をコンパクトにまとめ、従来の鉛蓄電池を利用した製品に比べ、1/3の重量となる大幅な軽量化を実現した。
ラインアップは、「ARCA-150」(定格電池容量150Wh、重さ2.6kg)と「ARCA-300」(同300Wh、3.4kg)の2つ。両モデルともきょう体は37mmと薄く、ノートPCの下に敷いて使用するなどの使い方が可能。ノートPCの補助電源として使用した場合、最大40時間以上の連続駆動できる。充電は付属のACコードで、それぞれ5時間と10時間で完了。DC出力電圧は、標準で12V、16V、19Vの3タイプを用意し、オプションで5V?19Vの出力電圧に変更できる。
価格は、「ARCA-150本体」が7万9800円、「ARCA-300本体」が10万9200円、「ARCA-150リフレッシュサービス」が3万4650円、「ARCA-300リフレッシュサービス」が6万6150円、「ARCA-150アップグレードサービス(ARCA-150をARCA-300にアップグレード)」が6万9300円。
すでに、複数の総合病院でナースワゴンに搭載されている無線LANノートPC、バーコードリーダー用電源として採用が決定。物流センターでのピッキングカート用電源としても検討が進んでいる。今後は、無線LANホットスポットでのノートPC用電源、災害など非常時やアウトドアでのポータブル電源などとして提案していくことも検討しており、初年度1万セットの販売を見込んでいる。