デジカメ売れ筋20、キヤノンIXYのワンツー体制崩れる! 刺客は松下LUMIX
<strong><6月第2週(05年6月6日-12日)集計速報></strong><br /> キヤノンの春モデル2機種がランキング1・2位を独占する状況が続いていた「BCNランキング」のデジタルカメラ部門だが、先週ついに刺客が現れた。6月第2週(05年6月6日-12日)集計で、IXYに割って入る形で2位に浮上した松下「LUMIX FX8 シルキーシルバー」だ。
<6月第2週(05年6月6日-12日)集計速報>
キヤノンの春モデル2機種がランキング1・2位を独占する状況が続いていた「BCNランキング」のデジタルカメラ部門だが、先週ついに刺客が現れた。6月第2週(05年6月6日-12日)集計で、IXYに割って入る形で2位に浮上した松下「LUMIX FX8 シルキーシルバー」だ。発売1週目の前週(6月第1週)で、いきなり3位に入った注目の機種。今やボーナス商戦たけなわ。こうした順位の変動は上位ばかりでなく広範囲にわたっている。そこで、上位20位までの直近ランキングで、デジカメ市場の今を見てみたい。
●500万画素・光学3倍ズーム搭載が売れ筋モデルの標準スペック
採算悪化から一部メーカーが撤退を発表するなど、市場の成熟化にともないメーカー間の競争が激化する傾向にあるデジタルカメラ。ここ数年は、コンパクト型ではキヤノン、ソニー、カシオ計算機、富士フイルムなどが上位に、一眼レフカメラではキヤノン、ニコンの2強が激しいシェア争いを繰り広げている。デジタルカメラ全体の機種別ランキングでは、コンパクトタイプが上位を占めており、平均価格2万円?4万円台の手頃なモデルが売れ筋となっている。スペックでは、画素数は500万クラス、ズームは光学3倍というものが圧倒的に多い。
●「IXY DIGITAL 55」が10週連続で1位を獲得
キヤノン「IXY DIGITAL 55」は、なんと10週連続で1位。発売当初こそ、710万画素の上位モデル「IXY DIGITAL 600」に首位を譲ったものの、4月に入って首位を獲得、以降その座をキープし続けている。結局、「IXY」同士の争いは、500万画素の「IXY DIGITAL 55」に軍配が上がった。高画素化競争に一応の終止符が打たれたといえるかもしれない。
「IXY DIGITAL 55」の主な特徴
▽最薄部厚さ19.5mmのスリムボディ
▽より明るくなった大画面2.0型液晶モニタ
▽電源オンから1.1秒で撮影可能
▽USB2.0対応
▽光学3倍ズーム&デジタル4倍ズーム
▽「PictBridge」対応
集計週における販売台数シェア:7.20%
●勢いのある松下「LUMIX FX8」、各色合算で事実上の1位
2位の「LUMIX FX8 シルキーシルバー」は、光学式手ブレ補正ジャイロを搭載している点が最大の特徴。それ以外は「IXY DIGITAL 55」とほぼ同じような標準的なスペックだ。04年8月に発売した「DMC-FX7」の後継モデルで、前モデルでネックとなっていたバッテリー寿命の短さを大幅に改善。連続撮影枚数が「FX7」比で2.5倍、約300枚まで可能になった。こうした基本性能に関わる改善は大きい。型落ちを安く買うもの手だが、思い切って新モデルを購入するのをオススメする。
薄型デジカメの定番カラー「シルバー」以外の色もかなり好調で、ミスティピンク(7位)、コンフォートブルー(11位)、グロスブラック(15位)の順にランクインしている。この4色のカラーバリエーションの販売台数を合算すると、1位のキヤノン「IXY DIGITAL 55」を上回る。事実上の1位だ。
「LUMIX FX8」の主な特徴
▽薄さ24.2mmのスリムサイズ
▽パワーLCD機能付き2.5型液晶モニタ
▽高い補正力を発揮する光学式手ブレ補正ジャイロ搭載
▽秒3コマ・最大5コマの連写/フリー連写が可能
▽光学3倍ズーム&デジタル4倍ズーム
▽「PictBridge」対応
集計週における販売台数シェア(4色合計):11.54%
●ボーナス商戦はこれからが本番
その他、11-20位でもランキングの上下が激しい。元気のないソニーのCyber-shotやニコンのCOOLPIXを尻目に、オリンパスのi:robeやKODAKのEasyShareがジャンプアップ、コントラストがはっきりしてきた。
夏のボーナス商戦に向け、コニカミノルタ・ソニー・ニコンから新モデルの発売が発表されている。当分の間、ランキングは毎週のように大きく変動していきそうだ。今回、2位につけた「LUMIX FX8」シリーズの一番人気モデル「LUMIX FX8 シルキーシルバー」が、機種単独でもキヤノンを打ち負かして1位の座を奪うことはできるのか。あるいは、このまま「IXY DIGITAL 55」が独走を続けるのか。他の新モデルは? ここしばらくはデジカメがホットだ。→ランキング詳細(05年6月6日-12日)
<6月第2週(05年6月6日-12日)集計速報>
キヤノンの春モデル2機種がランキング1・2位を独占する状況が続いていた「BCNランキング」のデジタルカメラ部門だが、先週ついに刺客が現れた。6月第2週(05年6月6日-12日)集計で、IXYに割って入る形で2位に浮上した松下「LUMIX FX8 シルキーシルバー」だ。発売1週目の前週(6月第1週)で、いきなり3位に入った注目の機種。今やボーナス商戦たけなわ。こうした順位の変動は上位ばかりでなく広範囲にわたっている。そこで、上位20位までの直近ランキングで、デジカメ市場の今を見てみたい。
●500万画素・光学3倍ズーム搭載が売れ筋モデルの標準スペック
採算悪化から一部メーカーが撤退を発表するなど、市場の成熟化にともないメーカー間の競争が激化する傾向にあるデジタルカメラ。ここ数年は、コンパクト型ではキヤノン、ソニー、カシオ計算機、富士フイルムなどが上位に、一眼レフカメラではキヤノン、ニコンの2強が激しいシェア争いを繰り広げている。デジタルカメラ全体の機種別ランキングでは、コンパクトタイプが上位を占めており、平均価格2万円?4万円台の手頃なモデルが売れ筋となっている。スペックでは、画素数は500万クラス、ズームは光学3倍というものが圧倒的に多い。
●「IXY DIGITAL 55」が10週連続で1位を獲得
キヤノン「IXY DIGITAL 55」は、なんと10週連続で1位。発売当初こそ、710万画素の上位モデル「IXY DIGITAL 600」に首位を譲ったものの、4月に入って首位を獲得、以降その座をキープし続けている。結局、「IXY」同士の争いは、500万画素の「IXY DIGITAL 55」に軍配が上がった。高画素化競争に一応の終止符が打たれたといえるかもしれない。
「IXY DIGITAL 55」の主な特徴
▽最薄部厚さ19.5mmのスリムボディ
▽より明るくなった大画面2.0型液晶モニタ
▽電源オンから1.1秒で撮影可能
▽USB2.0対応
▽光学3倍ズーム&デジタル4倍ズーム
▽「PictBridge」対応
集計週における販売台数シェア:7.20%
●勢いのある松下「LUMIX FX8」、各色合算で事実上の1位
2位の「LUMIX FX8 シルキーシルバー」は、光学式手ブレ補正ジャイロを搭載している点が最大の特徴。それ以外は「IXY DIGITAL 55」とほぼ同じような標準的なスペックだ。04年8月に発売した「DMC-FX7」の後継モデルで、前モデルでネックとなっていたバッテリー寿命の短さを大幅に改善。連続撮影枚数が「FX7」比で2.5倍、約300枚まで可能になった。こうした基本性能に関わる改善は大きい。型落ちを安く買うもの手だが、思い切って新モデルを購入するのをオススメする。
薄型デジカメの定番カラー「シルバー」以外の色もかなり好調で、ミスティピンク(7位)、コンフォートブルー(11位)、グロスブラック(15位)の順にランクインしている。この4色のカラーバリエーションの販売台数を合算すると、1位のキヤノン「IXY DIGITAL 55」を上回る。事実上の1位だ。
「LUMIX FX8」の主な特徴
▽薄さ24.2mmのスリムサイズ
▽パワーLCD機能付き2.5型液晶モニタ
▽高い補正力を発揮する光学式手ブレ補正ジャイロ搭載
▽秒3コマ・最大5コマの連写/フリー連写が可能
▽光学3倍ズーム&デジタル4倍ズーム
▽「PictBridge」対応
集計週における販売台数シェア(4色合計):11.54%
●ボーナス商戦はこれからが本番
その他、11-20位でもランキングの上下が激しい。元気のないソニーのCyber-shotやニコンのCOOLPIXを尻目に、オリンパスのi:robeやKODAKのEasyShareがジャンプアップ、コントラストがはっきりしてきた。
夏のボーナス商戦に向け、コニカミノルタ・ソニー・ニコンから新モデルの発売が発表されている。当分の間、ランキングは毎週のように大きく変動していきそうだ。今回、2位につけた「LUMIX FX8」シリーズの一番人気モデル「LUMIX FX8 シルキーシルバー」が、機種単独でもキヤノンを打ち負かして1位の座を奪うことはできるのか。あるいは、このまま「IXY DIGITAL 55」が独走を続けるのか。他の新モデルは? ここしばらくはデジカメがホットだ。→ランキング詳細(05年6月6日-12日)