アークン、機密ファイルを安全に共有・配信するファイル暗号化ASPサービス
アークン(渡部 章社長)は、機密情報管理システム「DataClasys」を利用し、ファイルを安全に共有・配信できるASPサービス「DataClasys あんしんファイル」を5月19日から提供開始した。価格(税別)は、初期設定費が5000円、年間利用料金は5-ID(5ユーザーまで利用可能)が2万5000円。
「DataClasys あんしんファイル」は、ファイルを部外秘/社外秘/個人情報秘などの区分で暗号化し、グループ内で安全に共有できるサービス。利用者認証や暗号化/復号用鍵情報を配信する「DataClasys」サーバーは同社が直接管理し、ASP形式で提供するため、ユーザー側でのサーバー設置は不要。インターネット接続環境があれば、メールでのファイル配信も安心して行うことができる。
また、パスワードは使用せず、暗号化は操作メニューから区分を選択するだけ。復号(平文ファイルに戻す)は暗号化されたファイルをダブルクリックするだけと操作が簡単。パスワード忘れや入力ミスによるトラブルを防止できる。さらに、利用者のPC上だけでなく配信先のPC上でも暗号化できるため、ファイルを共有する際のセキュリティも確保できる。
ユーザー認証とファイルの暗号化は、各利用者がもつIDファイルで行われるため、メンバーがグループを離脱した場合などは管理者がそのIDファイルを無効化でき、簡単・リアルタイムにグループ構成の変化に対応できる。
このほか、配信先の利用者を含む利用者の操作履歴(「いつ」「誰が」「どのPCで」「どこにある」「どのファイル」を「暗号化/復号/削除したか」)がすべてサーバーに記録され、ファイル配信先でも利用・管理できるため、委託先の履歴管理も可能となる。