PFU、業界初の「e-文書法」対応ボタンを搭載した両面カラースキャナ

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2005/05/18 11:46



 PFU(広瀬勇二社長)は、コンパクト両面カラースキャナの新モデルとして、ScanSnap「fi-5110EOX3」を発売する。価格はオープンで、PFUダイレクト価格は4万9800円。今後1年間で10万台(国内)の販売を予定している。

 業界初の「e-スキャン」ボタンを新たに搭載。4月から施行された「e-文書法(通称)」の読み取り条件を満たす電子文書をワンプッシュで作成できるこの機能によって、各府省が主務省令に定めた対象書類を簡単に電子化できる。

 また財団法人日本データ通信協会「タイムビジネス信頼・安心認定制度」の認定を受けた信頼性の高い「PFU タイムスタンプサービス」の利用権100スタンプと、「PFU タイムスタンプ」を付与するためのツール「PFUタイムスタンプ for Adobe Acrobat」を同梱した。タイムスタンプを付与することで、電子文書・電子データの証明力を高められる。

 このほかの特徴は、(1)出力したPDFファイルを同梱のPDF整理ソフトウェアで検索が可能なPDFファイルに変換可能、(2)「Adobe Acrobat 7.0 Standard」を同梱、(3)デジタルバインダ「楽2ライブラリパーソナル」を始めとした各種アプリケーションソフトウェアの体験版を同梱――など。

 今後、富士通の「e-文書法」に対応した「電子文書保存ソリューション」と連携し、パッケージ化されたシステム「セキュアファイリングAE」に読み取った文書の入力が可能になる予定。