パイオニア、ウイスキー樽材を使った「ピュアモルトスピーカー」第3弾
パイオニア(伊藤周男社長)は、サントリー(本社・大阪市、佐治信忠社長)とのコラボレーションによる“ピュアモルトスピーカー”の第3弾として、エンクロージャーにウイスキー樽材を使用した高級スピーカーシステム「S-A4spirit puremalt(S-A4SPT-PM)」を7月下旬に発売する。価格は1本3万9900円。
2001年秋に発売した小型ブックシェルフスピーカー「S-A4spirit」の技術を継承し、サントリーがエンクロージャーに用いる樽材を供給、パイオニアがスピーカーシステム作りと音質調整作業、製品化全体のプロデュースを担当した。
ウイスキーの樽は、樹齢100年を超えるオーク(楢の木)を用い、半世紀以上もの間ウイスキーの熟成に使用される。この固くて堅牢なホワイトオークをスピーカーのエンクロージャーに利用し、伐採直後の新材では再現できない「暖かみのあるやわらかな音」を実現した。
このほか、(1)振動板素材をアラミド繊維に統一したウーファー、(2)オーク材の無垢板削りだしポート――を採用し、高域再生限界を拡大するソフトドームトゥイーターを搭載する。