アスキーソリューションズ、PC不正使用の監視と遠隔操作のソフト
アスキーソリューションズ(田北幸治社長)は、豪グローバルパトロール製のセキュリティソフトウェア「デスクトップスカウト エンタープライズ版」のダウンロード販売を5月16日から開始した。パッケージ版は5月27日に発売する。価格は、ダウンロード版は1エージェント1万920円から、パッケージ版は1万2705円。複数購入用にボリュームディスカウントも用意している。一般企業や官公庁・学校などを中心とした販売で、初年度1億円の売上を見込んでいる。
「デスクトップスカウト エンタープライズ版」は、LANやインターネット上のWindows用パソコンの使用状況を監視・操作するソフトウェア。監視対象となるパソコンのユーザーが使用したアプリケーションや閲覧したWebページ、パソコンのシステム情報や使用時間、入力した文字情報やスクリーンショットなどを記録・管理することができる。また、アプリケーションの遠隔操作や停止、パソコンの電源切断といった操作が可能なため、ヘルプデスク作業などにも利用できる。
今回、顧客データや機密情報などの外部への持ち出しによる情報漏えい対策を強化。フォルダやファイルの作成・削除が監視できるよう、既存の「デスクトップスカウト 3.0」に、新たに、ハードディスクや外部メディアへの保存履歴が記録できる「ディスク操作ログ機能」を追加して提供する。
また、「デスクトップスカウト 3.0」では、管理者がログを保管するには、監視対象となるパソコン1台ごとにログの保存操作を行う必要があった。新製品では、監視対象となるすべてのパソコンの各種操作記録のログを管理側のパソコンに一括して保存可能な「ログ一元管理機能」が利用できるオプションを提供。これにより、大量のパソコンを監視する大規模ユーザーの利便性を向上させた。
なお、新製品は、管理側のパソコンと監視対象となるパソコンにそれぞれプログラムをインストールするだけで、サーバーを必要とせずに簡単に設定することが可能。インストールされていることを知らせないモードと、インストールされていることを警告するモードを選択できるため、監視していることを告知することで不正使用の抑止効果が期待できる。