インタービデオ、DVDコピーソフトの新版、ユーリードとの業務提携も発表
米InterVideoの日本法人・インタービデオジャパン(田中俊輔社長)は、DVDコピー/ファイル変換ツールの最新版「InterVideo DVD Copy 4 Platinum」と「InterVideo DVD Copy File To DVD」を6月3日に発売する。
価格は、「InterVideo DVD Copy 4 Platinum」通常版が1万3440円、「同 アップグレード/乗り換え版」が9240円。同ソフトからディスクコピー機能を省き、動画ファイルからDVDの作成、ファイル変換機能に特化した「InterVideo DVD Copy FileToDVD」が1万290円。
「InterVideo DVD Copy」シリーズは、高機能と使いやすさが特徴のDVDコピー&バックアップソフト。5月12日に開催したプレス向け製品発表会では、同社 プロダクトマーケティング 山下 英夫氏が前バージョンからの強化点・新機能を紹介。DVDコピーソフトとして基本的な機能をすべて搭載したうえで、新たに、DVD+/-R DLへの圧縮なしの完全コピー、家電DVDレコーダーやパソコンで録画されたDVD-VRのコピーなどに対応。家庭への普及が進むデジタル家電との連携性を高めた。加えて、携帯ゲーム機「PSP」や、各キャリアの3G携帯電話が採用するビデオフォーマット、MP3などのオーディオフォーマットなども新たにサポート。数々の機能追加でさらに強力になったDVDコピー機能と多彩なフォーマットへの変換機能で「業界ナンバー1を目指す」(同氏)。
バージョンアップにあたり、ユーザーインターフェイスも刷新。日本人にもなじみやすいデザインを採用し、各種オプションの設定も簡単に行える直感的な操作を可能にした。この新インターフェイスは、今後の同社製品にも生かされるという。
また、米InterVideoは3月14日、DVDオーサリングツールなどで高いシェアを誇る台湾のUlead Systemsに対し、株式の公開買い付け申請を行ったことを発表。4月13日時点で、Ulead Systemの発行済み株式の62.4%を取得し、資本参加を果たした。これにともない、両社の日本法人・インタービデオジャパンとユーリードシステムズ(ピーター リン社長)も業務提携する。その第1弾として、「InterVideo DVD Copy 4 Platinum」の共同プロモーションを実施。近日中に、Webサイトでジョイント・プロモーションを開始するほか、両社のユーザーに対し相互に優待販売を行ったり、新規ユーザー獲得のための店頭での共同プロモーションを実施したりする予定。
製品発表会では、インタービデオジャパンの田中俊輔社長とユーリードシステムズのピーター リン社長が手を握り合うシーンもあり、「技術力が落ちるのではという心配は不要。すでに技術者の相互交流や幹部のミーティングなどを開始している。1+1以上の成果を残せるよう全力を尽くしたい」と述べた。なお、両社は、性急に合併するようなことはなく、独立したまま提携関係を強化する。