ヨドバシカメラ、マルチメディア宇都宮オープン、初年度70億円を見込む
ヨドバシカメラ(藤沢昭和社長)は4月23日、JR宇都宮駅前の大型商業施設「ララスクエア宇都宮」の6?7階に「マルチメディア宇都宮」をオープンした。売場面積は7300平方メートルと北関東地区で最大級の広さ。周辺地域を含め900台の駐車場を備えている。
アイテム数は55万点。6階部分では、銀塩カメラやデジタルカメラといったカメラ量販店の得意とする商材を揃えたほか、パソコンおよび関連機器、携帯電話など情報通信関連機器、腕時計、ブランド品のコーナーを設け、若者や会社員などをターゲットとした。7階部分では、薄型テレビやDVDレコーダーなどデジタルAV(音響・映像)関連機器をはじめ、選択や冷蔵庫、調理家電、テレビゲーム関連機器、玩具など家族を対象としたフロアに仕上げた。
宇都宮地区は、本拠地とするコジマをはじめ、ヤマダ電機やギガスケーズデンキ、ベスト電器などが郊外で店を構えている激戦区。これまで大阪・梅田や福岡・博多などのオープン店長として、さまざまな店舗の立ち上げを経験してきた阿美祥之・取締役販売本部長は、オープンい先立って行われた内覧会で「各地域とも、競合他社の出店が相次ぎ宇都宮に限らず競争が激しい。レールサイドに出店する当社の強みと多くの車を収容できるという強みを生かす」と述べた。加えて、「宇都宮でポイントカードの新規加入者を募ったところ、すでに1万5000人が加入している」とアピールした。加藤康志店長は、「どの競合店にも負けない品揃えで対抗する」と意気込んだ。
1日平均の来店者数は、「平日で1万人、休日で2?3万人」(阿美店長)を想定しており、「初年度に70億円の売り上げを目指す」(同)方針。オープン初日は、「2000?3000人が行列する」(同)ことを見込む。