ニコン、低価格デジタル一眼レフカメラの新モデル「D50」「D70s」を発売
ニコン(嶋村輝郎社長)の子会社のニコンカメラ販売(西岡隆男社長)は、エントリー向けデジタル一眼レフカメラの新モデルとして、「こどもスナップ」モードを新搭載した「ニコンD50」を6月に、既存の「ニコンD70」をさらに進化させた「ニコンD70s」を4月27日に発売する。
「D50」は、鮮やかな高画質、初心者にも使いやすい操作性、持ちやすい小型軽量ボディが特徴のデジタル一眼レフカメラ。低価格化をいっそう進めるとともに、今回、新たに子どもの肌をきれいに写すことができる「こどもスナップ」モードを搭載。ユーザー層の裾野のさらなる拡大を目指した。
有効画素数6.1メガピクセルのニコンDXフォーマットCCD、新開発の画像信号処理エンジンで、美しく高画質な写真を撮影可能。電源を入れて約0.2秒で瞬時に撮影できる優れた高速性能で、シャッターチャンスも逃さない。子どもの表情やスポーツシーンなど、動きの激しい被写体の連続撮影にも対応する。カラーは、ブラックとシルバーの2色。予定生産台数は、当初月産14万台。
「D70s」も、同じく有効画素数6.1メガピクセルのニコンDXフォーマットCCDを搭載する。前モデル「D70」の優れた基本コンセプトを継承しつつ、液晶モニタの大型化、AF(オートフォーカス)性能の向上、バッテリの大容量化などを行い、基本性能を強化した。メニュー表示も見やすい新デザインを採用。また、リモートコードの使用に新たに対応するなど、各部、各機能をきめ細かく見直し、より使いやすく洗練させた。なお、高級感を高めるため、外観デザインを「D70」から一部変更している。予定生産台数は、当初月産8万台。
価格はともにオープン。実勢価格は、「D50」が9万台、「D50」と新開発の標準ズームレンズ「AF-S DXズームニッコールED18?55mm F3.5?5.6G」をセットした「D50レンズキット」が10万円台、同レンズキットに望遠ズームレンズ「AF-S DXズームニッコールED55?200mm F4?5.6G」を追加した「D50ダブルズームキット」が13万円台程度の見込み。上位モデルの「D70s」が10万円前後、「D70s」と「AF-S DX ズームニッコール ED 18 ?70mm F3.5?4.5G(IF)」をセットにした「D70s レンズキット」が13万円前後の見込み。
レンズキットに同梱する標準ズームレンズ「AF-S DXズームニッコールED18?55mm F3.5?5.6G」単体価格は3万1500円(05年10月発売予定)、望遠ズーム「AF-S DXズームニッコールED55?200mm F4?5.6G」は4万2000円(05年6月発売予定)。このほか、豊富なAFニッコール交換レンズ群や各種アクセサリに対応する。