【PDA】シャープ「ザウルス SL-C1000」が2週連続トップ! このまま独走か?
「BCNランキング」3月最終週(3月28日?4月3日)、PDA機種別ランキングで、シャープの「Zaurus(ザウルス) SL-C1000」が前週に引き続き、トップを獲得した。「SL-C1000」は、3月18日に発売されたばかりの新モデル。発売直後から急速にシェアを伸ばし、発売2週目で30%の大台を超えた。ライバルのソニー「クリエ」陣営が生産中止を発表するなかで、シャープは引き続き、元祖国産PDA「ザウルス」の新製品を投入するなど、PDA市場の開拓に今なお意欲的だ。
■シャープ「Zaurus SL-C1000」
■ソニー「CLIE エグゼブラック PEG-TH55(B)
■シャープ「Zaurus SL-C3000」
「BCNランキング」3月最終週(3月28日?4月3日)、PDA機種別ランキングで、シャープの「Zaurus(ザウルス) SL-C1000」が前週に引き続き、トップを獲得した。「SL-C1000」は、3月18日に発売されたばかりの新モデル。発売直後から急速にシェアを伸ばし、発売2週目で30%の大台を超えた。ライバルのソニー「クリエ」陣営が生産中止を発表するなかで、シャープは引き続き、元祖国産PDA「ザウルス」の新製品を投入するなど、PDA市場の開拓に今なお意欲的だ。
シャープの「Zaurus SL-C1000」は、OSにLinuxを採用した「Zaurus SLシリーズ」の新モデル。ランキング3位の上位機種「Zaurus SL-C3000」は、PDA初のハードディスク搭載モデルだが、「Zaurus SL-C1000」は安価で扱いやすいフラッシュメモリを採用している。
オールラウンドな電子手帳ではなく「仕事を助ける、即戦力ザウルス」と、ターゲットを明確にし、ビジネス文書作成に役立つ20種類のテンプレート、乗換案内・データベース・手書きメモ・ボイスレコーダー機能(マイク別売)などの各種アプリ、パソコンのWordやExcelで作成したデータを表示・編集できる「HancomMobileOffice」といった付加機能を搭載。こうした仕事に役立つ機能に加え、SD/CFメモリーカードをスロットに挿すだけで簡単に画像が見られる「写真ビューア」、MP3/WMA形式の楽曲が聴ける「音楽プレイヤー」など、エンターテイメント機能も装備。ビジネスとプライベート両方で活用できる。
現在、PDA市場は全体として縮小傾向にあり、2月22日のソニー「クリエ」の市場撤退にも象徴されるように、コンシューマ向けではなく、業務で使われる法人向け製品が主力となりつつある。また、海外では、携帯電話にPDAの機能を盛り込んだスマートフォンが人気を得ており、携帯情報端末の新しい流れも出はじめている。
こうした市場環境のなか、BCNランキングでは、ソニーの「CLIE エグゼブラック PEG-TH55(B)」が、2月2週(2月14?20日)にトップに立ってから、1か月間にわたって首位をキープ。新機種投入・生産終了が明らかになった以降も、駆け込み需要からか堅調な売れ行きを続けていたが、やはり「ザウルス」の新製品にはかなわなかったようだ。
「Zaurus SL-C1000」は、発売1週目で一気にトップに立ち、2週目でさらにシェアを伸ばした。「SL-C1000」の平均単価は4万円台半ば。一方、2位の「CLIE エグゼブラック PEG-TH55(B)」は4万円を切っており、価格的優位はない。今回の1位獲得は、ビジネス用途に特化しターゲットを絞った効果的なアプローチ、長年築き上げてきたザウルスの信頼性、そして、発売されたばかりの「新鮮さ」が決め手になったと思われる。
05年発売の最新PDAのなかで上位争いをしているのは、この「SL-C1000」のみ。総合的な魅力がなければ、新製品といえどもロングセラーに打ち勝つことは難しい。この勢いでトップを独走できるか、それとも発売直後の一時的人気にとどまるのか、今後の動向に注目される。→ランキング詳細
◆「Zaurus SL-C1000」の主な特徴
●Linux OS採用の「ザウルスSLシリーズ」の新モデル
●640×480ドットの高精細システム液晶を搭載
●ビジネス文書を手軽に作成できる各種テンプレートを収録
●買った日からすぐに使える、ビジネス・アプリを搭載
●多彩な通信サービスに対応、外出先でも快適メール&インターネット
●メールは添付ファイルにも対応(2MBまで)
●最長駆動約8時間のリチウムイオンバッテリー搭載
■シャープ「Zaurus SL-C1000」
■ソニー「CLIE エグゼブラック PEG-TH55(B)
■シャープ「Zaurus SL-C3000」
「BCNランキング」3月最終週(3月28日?4月3日)、PDA機種別ランキングで、シャープの「Zaurus(ザウルス) SL-C1000」が前週に引き続き、トップを獲得した。「SL-C1000」は、3月18日に発売されたばかりの新モデル。発売直後から急速にシェアを伸ばし、発売2週目で30%の大台を超えた。ライバルのソニー「クリエ」陣営が生産中止を発表するなかで、シャープは引き続き、元祖国産PDA「ザウルス」の新製品を投入するなど、PDA市場の開拓に今なお意欲的だ。
シャープの「Zaurus SL-C1000」は、OSにLinuxを採用した「Zaurus SLシリーズ」の新モデル。ランキング3位の上位機種「Zaurus SL-C3000」は、PDA初のハードディスク搭載モデルだが、「Zaurus SL-C1000」は安価で扱いやすいフラッシュメモリを採用している。
オールラウンドな電子手帳ではなく「仕事を助ける、即戦力ザウルス」と、ターゲットを明確にし、ビジネス文書作成に役立つ20種類のテンプレート、乗換案内・データベース・手書きメモ・ボイスレコーダー機能(マイク別売)などの各種アプリ、パソコンのWordやExcelで作成したデータを表示・編集できる「HancomMobileOffice」といった付加機能を搭載。こうした仕事に役立つ機能に加え、SD/CFメモリーカードをスロットに挿すだけで簡単に画像が見られる「写真ビューア」、MP3/WMA形式の楽曲が聴ける「音楽プレイヤー」など、エンターテイメント機能も装備。ビジネスとプライベート両方で活用できる。
現在、PDA市場は全体として縮小傾向にあり、2月22日のソニー「クリエ」の市場撤退にも象徴されるように、コンシューマ向けではなく、業務で使われる法人向け製品が主力となりつつある。また、海外では、携帯電話にPDAの機能を盛り込んだスマートフォンが人気を得ており、携帯情報端末の新しい流れも出はじめている。
こうした市場環境のなか、BCNランキングでは、ソニーの「CLIE エグゼブラック PEG-TH55(B)」が、2月2週(2月14?20日)にトップに立ってから、1か月間にわたって首位をキープ。新機種投入・生産終了が明らかになった以降も、駆け込み需要からか堅調な売れ行きを続けていたが、やはり「ザウルス」の新製品にはかなわなかったようだ。
「Zaurus SL-C1000」は、発売1週目で一気にトップに立ち、2週目でさらにシェアを伸ばした。「SL-C1000」の平均単価は4万円台半ば。一方、2位の「CLIE エグゼブラック PEG-TH55(B)」は4万円を切っており、価格的優位はない。今回の1位獲得は、ビジネス用途に特化しターゲットを絞った効果的なアプローチ、長年築き上げてきたザウルスの信頼性、そして、発売されたばかりの「新鮮さ」が決め手になったと思われる。
05年発売の最新PDAのなかで上位争いをしているのは、この「SL-C1000」のみ。総合的な魅力がなければ、新製品といえどもロングセラーに打ち勝つことは難しい。この勢いでトップを独走できるか、それとも発売直後の一時的人気にとどまるのか、今後の動向に注目される。→ランキング詳細
◆「Zaurus SL-C1000」の主な特徴
●Linux OS採用の「ザウルスSLシリーズ」の新モデル
●640×480ドットの高精細システム液晶を搭載
●ビジネス文書を手軽に作成できる各種テンプレートを収録
●買った日からすぐに使える、ビジネス・アプリを搭載
●多彩な通信サービスに対応、外出先でも快適メール&インターネット
●メールは添付ファイルにも対応(2MBまで)
●最長駆動約8時間のリチウムイオンバッテリー搭載