応用技術とゼンリン、地図ソフト新シリーズの電子地図SpecialSelect2005
応用技術とゼンリンは、ゼンリン電子地図帳Z[zi:]シリーズの上位版である「電子地図帳Z[zi:]Special Select」の後継シリーズとして、「電子地図SpecialSelect2005」を発売する。価格は、スタンドアロン版が60万円。ライセンス版が15万円。バージョンアップUp(地図更新版)が40万円。より安価にデータの利用やシステムの構築を行えるように、今回からライセンス版での提供を開始する。
ゼンリン電子地図帳Z[zi:]に、顧客データ、物件データ、用地データなどの独自情報と地図とを連携する機能を追加し、データの一元管理を可能にした地図(ベクター地図)付きソフト。
主な特徴は、(1)ゼンリン電子地図帳Z[zi:]シリーズで好評のノンストレス快適インターフェイス(高速の無段階・縮尺変更)、(2)建物の形まで表示できる約1/1000縮尺相当の最新の市街地図(従来の994都市から1430都市収録へ)、(3)住所番地・電話番号・施設等約2000万件を越す検索情報と多彩な検索形態、(4)主題図切り替え機能による線路・駅・道路・交差点強調表示、(5)デジタルカメラ画像と位置情報画像の連携機能――など。従来の「電子地図帳Z[zi:]SpecialSelect」で開発したシステムからの移行も可能。
販売は、従来と同じく総代理店が応用技術、総販売代理店が住商エレクトロニクスで、カスタネット、きもとの両社が販売を担当する。応用技術とカスタネットは、顧客管理向けシステム(ポイントマネジャー)で提携し、流通・小売業を対象に地図連携機能を加えた顧客管理システムを提供する。
また、従来のコールセンターでの顧客位置確認、建設業での工事物件管理やボーリングデータ管理、不動産業での不動産物件管理、デベロッパーでの用地検討支援、DLPサービス注1を利用したGPS携帯電話との連携など、さらなる機能追加も予定している。