トレンドマイクロ、スパイウェア対策を強化した企業向けウイルスバスター
トレンドマイクロ(エバ・チェン社長)は、企業向け総合セキュリティ製品の新製品として、スパイウェア駆除機能などを強化した「ウイルスバスター コーポレートエディション 7.0」を5月18日から出荷開始する。販売目標は、今後1年間で130億円。また、発売にあわせ、「スパイウェア対策強化キャンペーン」を実施する。
「ウイルスバスター コーポレートエディション」は、企業内のクライアント・サーバー向けの統合セキュリティソフト。社内のコンピュータのセキュリティ対策状況をWebコンソールで一元的に管理し、ウイルスやスパイウェア、不正アクセスなど複合型の脅威から各マシンを守る。
最新版では、ウイルス検知同様、リアルタイムで各種スパイウェアを検索・削除できるよう強化。さらに、スパイウェアプログラムの自動削除や、改ざんされたレジストリなどの復旧が可能な「ダメージクリーンナップサービス」をオプションとして追加した。また、いち早く、インテル Itanium 2プロセッサなどの64bit環境へ対応し、高速演算が求められる最先端の環境でも、これまでの32bit環境と変わらない充実したセキュリティ対策を行えるようにした。
このほか、(1)感染状況などのログ情報の送信を制御することで社内ネットワークの圧迫を回避する「ウイルスログスロットル」、(2)ウイルス検索時のCPUの消費を3段階で設定できる「CPU負荷コントロール」、(3)クライアントのパターン情報や感染履歴などの管理サーバーのデータのバックアップ機能――などを新たにを追加。管理上のユーザビリティをはじめ、多くの点で改良・強化を図った。
標準価格(税別)は、「ウイルスバスター コーポレートエディション 7.0」が3万6000円(5ライセンス)、エンタープライズクライアントファイアウォールを搭載した「同 アドバンス」が4万9000円(5ライセンス)、サーバーOSを防御する「同 サーバ版」が6万9000円(20ライセンス)、「同 アドバンス サーバ版」が9万4000円(20ライセンス)。
なお、「スパイウェア対策強化キャンペーン」では、オプションの「ダメージクリーンナップサービス」(標準価格:5ライセンス1万6000円)を3割引の1万1200円(税別)で提供する。キャンペーン期間は、5月18日から9月28日受注分まで。