アークン、他社セキュリティソフトと併用可能なスパイウェア対策ソフト

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2005/04/11 10:22



 セキュリティソフト開発・販売のアークン(渡部章社長)は4月8日、スパイウェア対策ソフト「SGアンチスパイ」を開発したと発表した。ソフト販売のジャングル(高田晃子社長)が販売元となり、コンシューマ向けに家電量販店やパソコンショップ、ソフト販売サイトで4月21日から販売開始する。価格は8190円(通常版)、他社製品からの乗り換え版が6090円。

 ジャングルの内田直人・企画マーケティング本部マネージャーは、「(スパイウェア対策ソフト市場での)シェア60%を確保したい」との抱負を語った。発売後1年間で10万ライセンスの販売を見込んでいる。

 「SGアンチスパイ」は、スパイウェアを中心に約14万種類の不正プログラムに対応するソフトで、コンピュータウイルスやワーム駆除も行える。他社製セキュリティソフトとの併用が可能で、シマンテックやトレンドマイクロなどのセキュリティソフトと一緒に使うことができるのが特徴。

 また、パソコン内にスパイウェアやアドウェア、ウイルスがあるかを検知・駆除できる「クイックスキャン」機能も搭載した。ウイルスとワーム駆除技術については、ウイルス対策ソフトメーカーのカスペルスキーラブスジャパンの技術を採用している。

 アークンの渡部社長は、「ウイルスだけでなく、スパイウェアやアドウェアなど、不正プログラム全体に対して対策を講じる必要がある。14万種類の不正プログラムに対応する技術は、『SGアンチスパイ』以外にない」との強みを述べた。