日本IBM、HDD保護機能などを強化したフラッグシップノートPC14モデル
日本IBM(大歳卓麻社長)は、最新テクノロジーを採用し、全体のパフォーマンスやハードディスク保護機能、セキュリティ機能などを強化したノートPC最上位機種「ThinkPad T43」シリーズ14モデルを3月9日に発売した。IBMダイレクト価格は19万3200円から。
「ThinkPad T」シリーズは、厚さわずか26.6mmのスリムなきょう体に、最新技術、高度なセキュリティ環境、携帯性や堅牢性などを凝縮したThinkPadのフラッグシップモデル。
とくに「ThinkPad T43」では、新たにモバイル インテル 915GM/915PM Expressチップセットを搭載し、高速なDDR2 SDRAMメモリ、533MHzに拡張されたFSB(フロントサイドバス)といった新世代プラットフォームを採用。現行モデル比最大18%という大幅なパフォーマンス向上を実現した。また、ハードディスク保護機能「IBM ハードディスク・アクティブプロテクション・システム」の適用範囲を拡張し、ウルトラベイ・スリムに装着したセカンド・ハードディスクの保護にも対応した。
このほかの主な特徴は、(1)データの高速転送に対応したPCI Expressバス・アーキテクチャを採用し、ExpressCardスロットを標準装備、(2)PC本体の盗難を防ぐ「セキュリティー・キー・ホール」、PC内部のデータの流出や盗難を防ぐ「BIOSパスワード機能」やセキュリティー・チップなどを全モデルに搭載、(3)セキュリティ機能をより手軽に利用できる「指紋センサー」を搭載(「1871-11J/12J/12E」の3モデルを除きすべて)、(4)「ThinkVantageテクノロジー&デザイン」の一環として、PC本体の堅牢性を強化、(5)「省電力マネージャー」や「ThinkPadソフトウェア導入支援」などの便利で役立つ機能を強化、(6)高速ワイヤレスLANを内蔵――など。
なお、あわせて、デスクトップ代替ノートPC「ThinkPad G41」シリーズの追加モデルとして、モバイルPentium 4 552(3.46GHz)のCPUを搭載し、ワイヤレス機能や搭載ドライブを強化した最上位モデル「2881-B4J」も3月9日に発売する。IBMダイレクト価格は21万4200円。