アップル、デジタルカメラから直接写真を取り込める新型「iPod photo」
アップルコンピュータは、「iPod photo」のラインアップを一新し、最大7500曲を保存できる新しいスリムな30GBモデルと、最大1万5000曲を保存できる60GBモデルを発表した。価格は、30GBモデルが3万8800円、60GBモデルが4万9800円。インナーイヤー型ヘッドフォン、USB2.0ケーブル、USB電源アダプタ、「iTunes 4.7.1」の入ったCDが付属する。
新製品2機種は、音楽と写真のライブラリ全体をどこにでも持ち運べるのが特徴で、写真を表示できる高解像度のカラースクリーンを備えている。両モデルとも最大2万5000枚のデジタル写真を保存可能。今回の新モデルでは、オプションアクセサリの「iPod Camera Connector(アイポッドカメラコネクター)」を使って、デジタルカメラから写真を取り込んで即座に写真を見たり、スライドショーを再生できる機能を搭載した。
スティーブ・ジョブズCEOは、「新しいiPod photoは、349ドルという低価格で、アルバムのアートワークや個人のフォトライブラリをフルカラーで楽しめるほか、iPod Camera Connectorを使って、デジタルカメラから直接写真を取り込めるようにもなった」と述べている。
同社の音楽管理ソフト「iTunes」を利用してオンラインミュージックストア「iTunes Music Store」にアクセスできるほか、特許出願中の「Auto-Sync機能」によって、ワンクリックでデジタルミュージックライブラリ全体を新製品にダウンロードすることが可能。USB 2.0ポートに接続すれば、内容を最新の状態に保てるだけでなく、自動的に充電もできる。
オプションアクセサリの「iPod CameraConnector」は、デジタルカメラに接続するだけで画像を簡単に「iPodphoto」に取り込めるもの。これによって、容量を気にすることなく写真を撮ることができる。取り込んだ写真はすぐに「iPod photo」のカラースクリーン上で見れるほか、Macの「iPhoto」やWindows PCの写真アプリケーションに取り込んで加工することも可能。価格は3400円で、3月下旬に発売する予定。