BCN総研調査、一番欲しい電化製品は「液晶テレビ」、購入予定は「DVDレコーダー」
BCN(奥田喜久男社長)の市場調査部門であるBCN総研は、Web上で電化製品の購入意向に関するアンケート調査を行った。その結果、今後1年間で購入予定のある電化製品は、「DVDレコーダー」が3割近くを占めトップだったが、購入予定の有無に関係なく、欲しいと思う電化製品については、「液晶テレビ」が4割強を占め、「DVDレコーダー」を上回った(図1)。
BCN(奥田喜久男社長)の市場調査部門であるBCN総研は、Web上で電化製品の購入意向に関するアンケート調査を行った。その結果、今後1年間で購入予定のある電化製品は、「DVDレコーダー」が3割近くを占めトップだったが、購入予定の有無に関係なく、欲しいと思う電化製品については、「液晶テレビ」が4割強を占め、「DVDレコーダー」を上回った(図1)。
アンケートによると、今後1年間で電化製品の購入予定があるとする回答は4割を占め(図2)、購入予定の電化製品は「DVDレコーダー」が27.6%でトップだった。今回のアンケート回答者の「DVDレコーダー」所有率は3割弱にとどまっているが、旺盛な需要を背景に、今後さらに所有率の上昇が見込まれる。
なお、購入予定がない理由としては「欲しいものはあるが、価格が高いから」(40.2%)が4割強を占めた(図3)。デジタル家電やPC関連製品では、急速な価格下落が進んでいるが、消費者のサイドでは依然割高感があるようだ。
また、実際の購入予定の有無に関係なく、購入したい電化製品は、「液晶テレビ」が41.0%でトップだった。「液晶テレビ」は、短期的(今後1年間)な購入予定では「DVDレコーダー」には及ばないものの、潜在的な需要は強く、価格下落などによる値頃感が浸透してくれば、中長期的には「デジタルカメラ」、「DVDレコーダー」に続く、デジタル家電の人気の先導役として注目を浴びそうだ。
さらに、「DVDレコーダー」、「デジタルカメラ」で購入したいと思うメーカーについては、「DVDレコーダー」では、前年の「ソニー」に代わって「松下」がトップとなった(図4)。DIGAのどっちも録りなど、CMなどを通じた商品特性が消費者にイメージとして浸透していることなどが影響していると思われる。
一方、「デジタルカメラ」では、前年に引き続き「キヤノン」がトップとなった(図5)。2003年末から2004年の年初にかけては、「Cyber-shot T1」が好調に推移するなど、「ソニー」の躍進が目立ったが、「IXY DIGITAL 500」など息の長い商品を抱える「キヤノン」がトップを維持した。このほか、前年の春に普及型一眼レフカメラD70を投入した「ニコン」は、比率を幾分伸ばし、5位から4位へランクアップしている。
成熟化の動きが鮮明になりつつある同市場にあって、消費者に購入したいと思わせるマーケティング戦略は、今後の市場での浮沈を大きく左右していくと考えられる。
BCN(奥田喜久男社長)の市場調査部門であるBCN総研は、Web上で電化製品の購入意向に関するアンケート調査を行った。その結果、今後1年間で購入予定のある電化製品は、「DVDレコーダー」が3割近くを占めトップだったが、購入予定の有無に関係なく、欲しいと思う電化製品については、「液晶テレビ」が4割強を占め、「DVDレコーダー」を上回った(図1)。
アンケートによると、今後1年間で電化製品の購入予定があるとする回答は4割を占め(図2)、購入予定の電化製品は「DVDレコーダー」が27.6%でトップだった。今回のアンケート回答者の「DVDレコーダー」所有率は3割弱にとどまっているが、旺盛な需要を背景に、今後さらに所有率の上昇が見込まれる。
なお、購入予定がない理由としては「欲しいものはあるが、価格が高いから」(40.2%)が4割強を占めた(図3)。デジタル家電やPC関連製品では、急速な価格下落が進んでいるが、消費者のサイドでは依然割高感があるようだ。
また、実際の購入予定の有無に関係なく、購入したい電化製品は、「液晶テレビ」が41.0%でトップだった。「液晶テレビ」は、短期的(今後1年間)な購入予定では「DVDレコーダー」には及ばないものの、潜在的な需要は強く、価格下落などによる値頃感が浸透してくれば、中長期的には「デジタルカメラ」、「DVDレコーダー」に続く、デジタル家電の人気の先導役として注目を浴びそうだ。
さらに、「DVDレコーダー」、「デジタルカメラ」で購入したいと思うメーカーについては、「DVDレコーダー」では、前年の「ソニー」に代わって「松下」がトップとなった(図4)。DIGAのどっちも録りなど、CMなどを通じた商品特性が消費者にイメージとして浸透していることなどが影響していると思われる。
一方、「デジタルカメラ」では、前年に引き続き「キヤノン」がトップとなった(図5)。2003年末から2004年の年初にかけては、「Cyber-shot T1」が好調に推移するなど、「ソニー」の躍進が目立ったが、「IXY DIGITAL 500」など息の長い商品を抱える「キヤノン」がトップを維持した。このほか、前年の春に普及型一眼レフカメラD70を投入した「ニコン」は、比率を幾分伸ばし、5位から4位へランクアップしている。
成熟化の動きが鮮明になりつつある同市場にあって、消費者に購入したいと思わせるマーケティング戦略は、今後の市場での浮沈を大きく左右していくと考えられる。