ヤマダ電機、フランチャイズ事業に着手、全国で加盟店を募集
ヤマダ電機(山田昇社長)は2月16日、フランチャイズ(FC)事業を新たに展開すると発表した。FC加盟を希望する小型家電専門店を全国で募り、地域密着型のソリューション専門店として店舗を拡充する。
同社は、大商圏で郊外型を中心に直営の大型店を多く展開しているが、小規模商圏でサービス提供を強化するため、FC加盟を希望する小型家電専門店を募る。
3月1日付で社内にFC推進業務本部「コスモス事業部」を発足させ、FC加盟店の募集を開始。4月1日から具体的な店舗展開を開始する。FC加盟した店舗は、店舗名に直営店の「テックランド」を使わず、「コスモスヤマダ DK○○店」の名称で、ヤマダ電機が流通する商材を直営店とは別に設定した売価で家電品を扱う。
同社によると、すでに同社のFC店舗へ鞍替えの打診を複数受けており、「既存店の傘下にあるFC店舗は経営上苦しいようだ。大商圏の大型店ではできない訪問販売やパソコン設定や操作の出張サポートなどで差別化できるFC店舗を、当社のソリューション専門店として直営店と棲み分け、店舗のネットワーク構築を拡大する」という。
家電量販店のFC展開としては、すでにベスト電器でも実施している。