リコー、カラー毎分25枚連続プリントのA4カラーレーザープリンタを発売
リコー(桜井正光社長)は、A4カラーレーザープリンタで業界最速のカラー毎分25枚(A4縦送り)の高速連続プリントや、優れた用紙対応力を実現した「IPSiO CX400」を2月17日に発売する。価格(税別)は19万8000円で、月販台数は500台。
新開発の4連タンデムドラム方式を採用し、A4カラーレーザープリンタで業界最速のカラー毎分25枚(モノクロ同数・A4縦送り)の高速連続プリントを実現。スイッチバック自動両面機能に標準対応し、両面印刷時も片面印刷時と同速を達成している。また、ファーストプリントは、カラー15秒以下、モノクロ10秒以下(A4縦送り)で、省エネモードからの復帰時間や電源投入時の待ち時間はいずれも30秒以下。
用紙の搬送性能を大幅に向上し、標準・増設・手差しのすべての給紙トレイで、52g/m2(45kg)?216g/m2(185.7kg)までの幅広い用紙厚に対応する。用紙厚157g/m2(135kg)までの自動両面印刷も可能。また、すべての給紙トレイで、不定形サイズに対応。とくに手差しトレイは、70mm幅の短冊用紙から、900mmの長尺用紙まで対応し、プライスカードやPOP、ポスターなどが印刷できる。耐水紙、名刺用紙、フィルム紙といった特殊紙にも対応し、さまざまな業種・業務向けプリンタとして威力を発揮する。
デスクトップタイプながら、最大60万ページの印刷が可能な高耐久・長寿命設計。また、A4フルカラーで1枚約12.0円(カラー各色5%、合計20%チャート連続印刷の場合)、モノクロ(5%チャート連続印刷)も約3.0円の低ランニングコストを実現している。大小2種類のトナーで、ニーズに合わせた経済的な運用が可能。さらに、前面からの搬送方式で、紙詰まり処理は前面から、トナー交換は上部カバーを開けて簡単に行えるなど、操作性を向上。2色LEDのトナー交換時期表示ランプで、交換時期を一目で確認できるほか、オプションで「PDFダイレクト印刷」にも対応する。
新開発オイルレストナーや自動画像調整機能の採用などで、1200dpi×1200dpiの高解像度印刷が可能。階調特性の改善で、色再現性を向上している。凸版印刷のカラープロファイル調整ユーティリティソフト「CS-Ez Profiler Ver1.0」に対応し、ロゴマークの入った原稿やPOPなど、微妙な色調整が簡単にできる。
オプションでSSL(暗号化通信)によるセキュリティ印刷にも対応できる。クライアントPCとプリンタ間の通信経路を暗号化し、印刷データへの不正アクセスを防止。また、用紙全体にマスクパターンを埋め込んで出力する不正コピー抑止地紋印刷機能を標準搭載するほか、「操作パネルロック」や「アクセス制御」、「機密印刷」など、各種セキュリティ機能も搭載している。