カノープス、映像関連機器の新製品を発表、高画質映像を追求

ニュース

2005/02/10 10:16



 カノープス(藤原睦朗社長)は2月9日、映像関連製品の新製品として、動画変換ソフトの「かんたん換太郎 for Nintendo」と「かんたん換太郎 for Nintendoプレイやんセット」、テレビチューナーボード「MTVX2005」、テレビチューナーユニット「MTVX2005USB」、グラフィックボード「MTVGA9550L」、ハードウェアMPEG2エンコーダ「Ultra Encoder X2000」の6製品を2月下旬から順次販売を開始すると発表した。

 映像ニーズの高まりから、最近では映像関連機器を購入するユーザー層がパソコン上級者だけでなく、中級者や初級者にまで裾野が広がっている傾向にある。パソコンでも、デスクトップを中心にテレビチューナーを搭載したモデルが増えている状況。しかし、パソコンでテレビを視聴する需要が着実に増えている反面、「価格に対する要求が厳しいユーザーが増えた」(高尾秀樹・管理本部企画推進室課長)と、価格競争が一段と激しくなったことを挙げ、「より簡単に、さまざまな端末で高画質な映像が楽しめることを追求することが映像関連製品を開発する当社の使命」と強く訴えた。

 「かんたん換太郎 for Nintedo」は、任天堂が提供するポータブルSDカードAV(音響・映像)プレーヤーの「プレイやん」で再生可能な動画ファイルを簡単に作成できるソフトで、「ゲームボーイアドバンスSP」や「ニンテンドーDS」など携帯型のゲーム機でテレビ番組の視聴や音楽を楽しむ需要の増大を促す。価格は3990円で、同社のインターネットショップでダウンロード販売で提供する。「プレイやんセット」は7980円の価格に設定した。

 「MTVX2005」は、ハードウェアエンコードタイプのテレビチューナーボードで、「MTVX2005USB」がその外付機種。ネットワーク機能に対応した「FEATHER2005」を搭載していることが特徴となる。「MTVGA9550L」はハイビジョンテレビなどで採用されているD4出力が可能なAV対応のボード、「Ultra Encoder X2000」が「UltraEdit」や「MPEGCraft」などからハードウェアエンコーダーを使用してMPEGファイルが作成できる。価格はオープンで、実勢価格は、「MTVX2005」が1万9800円、「MTVX2005USB」が1万9950円、「MTVGA9550L」が1万2800円、「Ultra Encoder X2000」が2万9800円の見込み。