ソニック、業務用システムと同じエンジン搭載のDVDオーサリングソフト

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2005/01/31 10:16



 ソニック・ソルーションズ・ジャパン(照井公基社長)は、簡単・高機能DVDオーサリングソフト「MyDVD Deluxe version 6」と、そのデラックス版「MyDVD Studio Deluxe」、そしてハイエンドの本格派DVDオーサリングソフト「DVDit version 5」を2月25日に同時発売する。ハリウッドで使用されている業務用システムと同一エンジンを搭載している。


 「MyDVD Deluxe version 6」は、簡単にDVDを作成したいユーザーを対象にした初級者向けのDVDオーサリングソフト。オーサリングに必要な機能をほぼ搭載しており、メニュー作成画面に動画ファイルをドラッグ&ドロップするだけで動画の取り込みからメニュー作成までを自動で行うことができる。また、デジタルビデオカメラで撮影した映像やDVDレコーダーで録画した映像を簡単にパソコン上で編集することも可能。

 新機能の1つとして、編集した動画を自動的に計算して簡単に1枚に収めてくれる「Fit-to-DVD」機能を搭載。取り込んだ動画データのサイズをもとに最適なビットレートに自動設定するため、ディスク容量を超えるビデオクリップの場合でも1枚のメディアにぴったり収まるよう調整できる。ビデオ品質も可能な限り最高品質に設定される。

 このほかの特徴は、(1)手動でも4段階にビデオ品質を設定可能(HQ/SP/LP/EP)、(2)OpenDVD搭載によりオーサリング後のディスクの再編集が可能、(3)「Sonic VR Recorder」機能搭載でDVDレコーダーで作成した-VRディスクの編集が可能、(4)ワンクリック・CMカット補助機能を搭載、(5)2層DVD+Rドライブに対応[2層DVD-Rドライブにも無償アップデータで対応予定]、(6)16×9映像をサポート――など。

 デラックス版の「MyDVD Studio Deluxe」は、DVDを最大限に活用するための3つのデジタルメディア関連ソフトウェアを1つのパッケージにした製品。「MyDVD Deluxe version 6」とCD/DVDライティングソフトの最新バージョン「RecordNow! Deluxe 7」、そしてDVDプレーヤー「CinePlayer version 2」を同梱している。

 「DVDit version 5」は、自分で壁紙やボタン作ったりと柔軟なメニュー作成や自在なチャプター設定を行うことができるソフト。最高品質のVBR (可変ビットレート)制御機能搭載によって、動画全体をバランス良く高画質に調整することが可能で、DVDメディアを挿入した時に自動で再生されるファーストプレイ、アクション終了などの詳細制御も自在に行える。

 また、モーションメニューに対応したことで、メニュー画面の背景やサムネイルボタンにムービー素材が使用可能で、プロ仕様のタイムラインチャプター設定機能も搭載した。サウンド機能では、DolbyDigitalエンコード対応により1枚のDVDディスクに長時間のビデオクリップを書き込むことができる。