キヤノン、光学式手ブレ補正機能を搭載したデジタルビデオカメラ3機種

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2005/01/26 13:50



 キヤノンは、デジタルビデオカメラの新製品として、光学式手ブレ補正機能を搭載した2.2メガピクセルモデルの「FV M30 KIT」と、光学20倍の高倍率を実現したメガピクセルモデルの「FV M200 KIT」、小型・軽量のエントリーモデル「FV500 KIT」の計3機種を1月下旬から順次発売する。価格はすべてオープン。

 「FV M30 KIT」は、動画も静止画も高画質な「写真DV」モデルの「FV M20 KIT」(04年6月発売)の後継機。光学式手ブレ補正機能を搭載した新開発の光学14倍ズームレンズによって、全ズーム領域で手ブレを軽減した美しい映像の撮影が可能。また、2.2メガピクセルCCD、RGB原色フィルター、映像エンジン「DIGIC DV」などにより、動画・静止画ともに高画質を実現した。

 このほかの特徴は、(1)モードダイヤルやファンクションボタンの採用による優れた操作性、(2)6つのスペシャルシーンモードなど全15種類の撮影モードの搭載、(3)デジタルビデオカメラでは世界初となる9点測距AiAFを搭載、(4)3種類の測光方式や高速連写機能――など。3月上旬発売で、実勢価格は10万円前後の見込み。月産1万8000台。

 「FV M200 KIT」は、「FV M100 KIT」(04年3月発売)の後継機で、コンパクトタイプのメガピクセルモデルとしては世界最高倍率の光学20倍ズームレンズを搭載している。さらに、1.3メガピクセルCCDと映像エンジン「DIGIC DV」によって、動画・静止画ともに高画質化を実現した。カラーバリエーションは、スノーシルバー、オーシャンブルー、スイートロゼの3タイプ。2月中旬発売で、実勢価格は8万円前後の見込み。月産1万5000台。

 「FV500 KIT」は、小型・軽量ボディとシンプルな操作性をもつ「FV400 KIT」(04年2月発売)の後継機。小型ボディに高倍率光学20倍ズームレンズを搭載したほか、総画素数68万画素CCDや、映像エンジン「DIGIC DV」の採用により、エントリークラスながら高い撮影能力を備えている。1月下旬発売で、実勢価格は6万円前後の見込み。月産1万台。

 共通の特徴としては、レンズからファインダーにかけて流れるようなフォルムをもつスタイリッシュなストリームデザインを採用。また、高解像度ワイドTVモードや、明るい場所での液晶モニタの視認性を向上させる液晶バックライトボタンの装備など、実用的な機能を搭載している。