バッファロー、高速LAN接続型ハードディスク2機種を発売
バッファロー(本社・名古屋市、斉木邦明社長)は、世界で初めてNDASテクノロジーとGigabit Ethernet接続を組み合わせた高速LAN接続型ハードディスク「HD-HB160GLU2」(160GB)と「HD-HB250GLU2」(250GB)を新発売、1月下旬から出荷する。
サーバーやホストを必要とせず、ハードディスクをネットワークに直接接続できるXimeta社の「NDASテクノロジー」を採用。Gigabit Ethernet(1000BASE-TX)インターフェイスで、内蔵ドライブやIEEE1394bに匹敵する転送速度約50MB/sを達成している。
LAN端子で接続することで、ネットワーク上で共有できる高速ハードディスクとして使用できる。複数台を接続すれば、読み書きを分散して並列処理による高速転送を行う「ストライピング(RAID0)」や、2台のハードディスクに同じ内容を書込んで故障時に備える「ミラーリング(RAID1)」、また、2台以上のHDを仮想的に1台のHDとして使用可能にする「スパニング」が可能。USB端子で接続すれば、USB2.0接続の外付けハードディスクとして使用できる。
きょう体には高熱放射率鋼板を採用。内部の熱を効率的に排出する3層構造の新素材は、アルミきょう体に比べて放射率を15%アップし、ファンレス設計を可能にした。内部には、流体軸受採用で高回転ながら静音性の高い7200回転ハードディスクを搭載。電源内蔵でACアダプタがなく、自在な使い勝手を実現する。また、通常は回転したままになる外付けハードディスクを、アクセスを監視して自動で電源を落とす「省電力ユーティリティ」は、PC連動AUTO電源機能と合わせて、節電や消し忘れ対策になる(USBのみ対応)。
標準添付されるバックアップソフト「Acronis True Image LE」は、パソコンを使用しながらでもシステムをバックアップ。復旧時は、添付のユーティリティCD-ROMを起動ディスクにできる。また、フォルダバックアップソフト「簡単バックアップ」は、ボタンを押さなくてもスケジュール起動で自動でフォルダバックアップが可能。このほか、アルバム管理ソフト「蔵衛門デジブックPLUS」やウイルス撃退ソフト「ウイルスバスター 2005 インターネットセキュリティ 90日体験版」などのソフトを添付している。
対応OSは、LAN接続時がWindowsXP/2000、USB接続時がWindowsXP/Me/2000/98SE/98。価格(税別)は「HD-HB160GLU2」(160GB)が2万8500円、「HD-HB250GLU2」(250GB)が3万3800円。