リコー、長時間撮影が可能な502万画素薄型ワイドズームデジタルカメラ
リコー(桜井正光社長)は、デジタルカメラの新製品「Caplio R1V」を1月21日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は4万3000円前後となる見込み。
「R1V」は04年発売の「Caplio R1」の上位機。R1の、(1)レンズ収納時にレンズ群の一部を鏡胴外に逃がす独自機構「リトラクティングレンズシステム」により、28?135mm(35mm判フィルム換算)の4.8倍ワイドズームレンズを25mm厚のボディに搭載、(2)レリーズタイムラグや起動時間などの高速レスポンス─―を継承している。
新たに有効502万画素CCDを搭載し、画像処理システム「スムースイメージングエンジン」との組み合わせで、描写力に優れた高画質を実現。また、標準で付属する長時間駆動リチャージャブルバッテリーで、CIPA規格490枚の長時間撮影を可能にした。
このほか、(1)ACアダプタ(オプション)を含め3種類の電源に対応し、単三型アルカリ電池でも約200枚(CIPA規格)撮影が可能、(2)独自の7群9枚のレンズ構成で、広角端でも周辺光量を十分に確保。各種収差も良好に補正、(3)大きな建物を背景にした写真や、被写体との距離がとれない室内での撮影、自分自身の撮影など従来撮影しにくかった写真や、被写体に迫った写真が簡単に撮影可能、(4)「ステップズーム機能」で、5段階の焦点距離(28/35/50/85/135mm:35mmフィルム換算値)が素早く設定可能、(5)「マクロモード」で最短1cmの近接撮影が可能。さらに「AFターゲット移動機能」により、カメラを固定したまま構図内の任意の被写体にピント合わせが可能、(6)露出補正やホワイトバランス、ISO感度などの設定が素早くできる「アジャストボタン」搭載で操作性を向上─―などの特徴をもつ。