パイオニア、Windowsパソコン用ATAPI接続の内蔵型DVD/CDライターを発売

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2005/01/07 10:16



 パイオニア(伊藤周男社長)は、Windowsパソコン用ATAPI接続の内蔵型DVD/CDライター「DVR-A09-J」シリーズ3モデルを、1月中旬に発売する。

 2層メディア「DVD+R Double Layer 2.4倍速メディア」に対し、最高6倍速の高速記録を実現している。また、今後発売が予定される新規格の2層メディア「Dual Layer DVD?R 4倍速メディア」にも最高6倍速の高速記録で対応し、同じく「DVD+RW 8倍速メディア」にも対応する予定。価格はオープンで、実勢価格は1万6000円弱の見込み。

 DVD±R 16倍速記録では、新たにCAV記録を採用したことで、従来のゾーンCLV方式より一層の高速記録を実現した。さらに、DVD?RW 6倍速、CD?R 40倍速、CD?RW 24倍速など、データサイズや用途に合わせたメディアの選択・高速記録が可能。メディアの状態に合わせて最適な記録速度をドライブが自動設定する機能の搭載によって、安定した記録品質を確保している。 例えば記録容量が8.5GBのDVD+R Double Layerメディアにフル容量のデータを記録する場合、2.4倍速では約45分かかるが、6倍速では最速19分台で記録できる。

 この高速記録機能は、「ドライブがメディアごとに最適な記録条件を記憶し、その条件に応じて記録ストラテジを設定する」という同社独自技術により実現。同時に、従来のチルト(傾き)補正、球面収差補正に新たに非点収差補正を加え、記録/再生特性を向上させた「マルチエフェクト液晶補正機構」など独自の光学技術を採用して、高品質の2層記録を実現した。

 再生では、今後発売が予定されるDual Layer DVD?Rに加え、DVD+R Double Layer、DVD±R、DVD±RW、DVD?RAMの再生が可能。DVDの再生互換性を十分に活用できる。

 必要最小限の回転速度でディスクを駆動し、記録・再生時の動作音を最小限に抑える「アドバンスド静音ファームウェア」を採用。また、独自のハニカム構造採用に加え、きょう体内部に防塵・防音パッドを追加するなど徹底した静音設計となっている。

 サイズは5.25インチ1ベイで、製品奥行きを従来製品に比べ18mm短縮し、さらに多くのパソコンへの搭載を可能にした。縦置き/横置きのどちらも可能。ピュアホワイト(DVR-A09-J)、ブラック(DVR-A09-BK)、シルバー(DVR-A09-SV)の3色をラインアップし、パソコン本体に合ったカラーを選ぶことができる。