富士ゼロックス、高生産性と高画質を両立したデジタルモノクロ複合機
富士ゼロックス(有馬利男社長)は、高生産性と高画質を両立したデジタルモノクロ複合機3機種「DocuCentre(ドキュセンター)750 I(ワン)」、「同 650 I」、「同 550 I」を1月31日に発売する。
新開発エンジンの採用と、紙送りプロセスを短縮化・高速化することで、コピー、プリンタともに毎分75ページ(DocuCentre 750 Iの場合)の高速両面出力を実現した。またスキャン機能を強化し、デジタルモノクロ複合機ながらカラースキャンにもオプションで対応。最大250枚収容の大容量自動両面原稿送り装置を標準装備し、スキャン速度もモノクロ100枚/分、カラー50枚/分の高速読み込みができる。さらに、モノクロの両面原稿なら、1回の原稿搬送パスで表裏同時に読み取るため、200ページ/分の高速スキャンが可能。
生産性向上を目的とした機能強化では、稼動中に機械を止めずにトナー交換ができるほか、低電力モードからスタンバイモードへの復帰時間が約10秒、さらにホチキス止めや中とじなどの後処理装置もオプションで用意している。
画質は出力解像度としてリアル2400dpiを実現し、さらにEA-HG(Emulsion Aggregation-High Grade)トナーを採用することで、なめらかな階調表現やスムーズな細線が表現できる。
セキュリティ機能は、ハードディスク内のデータ機密性を保持する暗号化書き込み機能やデータ消去機能、情報漏洩を防止する暗号化プリントなどをオプションで用意。管理機能として、コピー、プリント、スキャンの各利用カウンターを本体内で管理できる機能を搭載し、これをレポートとしてプリント可能なマネジメント機能を標準搭載している。
また、資源循環型商品として国際エネルギースタープログラムやグリーン購入法に適合し、エコマーク商品認定も受けているほか、商品の企画/開発/製造から使用済み商品の回収や処理に至るまで、ライフサイクル全体を視野に入れた同社独自の循環型リサイクルシステム「クローズド・ループ・システム」の各項目において、厳しい評価基準を達成している。
価格(税別)は、連続複写速度(A4横)75枚/分の「DocuCentre 750 I」が310万円、同65枚/分の「DocuCentre 650 I」が268万円、同55枚/分の「DocuCentre 550 I」が227万円。