年末は19インチ液晶モニタが買い得! 3か月で25%も値下げ進む
液晶ディスプレイといえば、以前は17インチが圧倒的に主流で、19インチといえばかなりのマニアかDTPなどのセミプロ用というイメージが強かった。ところが、今年の年末商戦では、この19インチモデルが人気。「BCNランキング」で、液晶ディスプレイのサイズ別売上構成比(図1)を分析すると、19インチ以上の液晶ディスプレイが全体の約20%に達してきたことがわかった。
液晶ディスプレイといえば、以前は17インチが圧倒的に主流で、19インチといえばかなりのマニアかDTPなどのセミプロ用というイメージが強かった。ところが、今年の年末商戦では、この19インチモデルが人気。「BCNランキング」で、液晶ディスプレイのサイズ別売上構成比(図1)を分析すると、19インチ以上の液晶ディスプレイが全体の約20%に達してきたことがわかった。すでに5台のうち1台は19インチという、液晶ディスプレイの「異変」が生じているのである。
その理由は、19インチモデルの急激な価格低下が原因。サイズ別の価格推移をみると、この傾向は歴然だ。図2は、今年8月下旬以降の液晶ディスプレイの画面サイズ別構成比と単価の推移をグラフ化したもの。わずか3か月あまりの短期間に、商品動向が大きく変化していることがわかる。まず目につくのが、19インチ以上の価格の低下。
8月4週時点では、9万4000円台だった単価が、10月に8万円を切ると、11月にはついに7万円台前半に突入した。直近の11月5週の単価は6万円強で、8月に比べておよそ25%近くも低下した勘定だ。液晶パネルの供給単価が下落してきた恩恵もあるが、それ以上に各メーカーが19インチ市場でのシェア奪取を目指して戦略的な値付けを打ち出してきたことが大きい。
さらに、12月に入ってNEC三菱、ナナオ、アイ・オー・データ機器の新製品が登場して、価格の低下に拍車がかかった。例えば、プリンストンテクノロジーが今月発売した19インチ液晶の新製品「PTFWD-19」は、5万円を下回る実売価格となり、19インチモデルにかなりの値頃感が出てきた。メーカー各社は今後も低価格モデルの発売に力を入れる模様で、こうした状況は液晶の大型化の流れをさらに加速させるにちがいない。(表)
液晶ディスプレイといえば、以前は17インチが圧倒的に主流で、19インチといえばかなりのマニアかDTPなどのセミプロ用というイメージが強かった。ところが、今年の年末商戦では、この19インチモデルが人気。「BCNランキング」で、液晶ディスプレイのサイズ別売上構成比(図1)を分析すると、19インチ以上の液晶ディスプレイが全体の約20%に達してきたことがわかった。すでに5台のうち1台は19インチという、液晶ディスプレイの「異変」が生じているのである。
その理由は、19インチモデルの急激な価格低下が原因。サイズ別の価格推移をみると、この傾向は歴然だ。図2は、今年8月下旬以降の液晶ディスプレイの画面サイズ別構成比と単価の推移をグラフ化したもの。わずか3か月あまりの短期間に、商品動向が大きく変化していることがわかる。まず目につくのが、19インチ以上の価格の低下。
8月4週時点では、9万4000円台だった単価が、10月に8万円を切ると、11月にはついに7万円台前半に突入した。直近の11月5週の単価は6万円強で、8月に比べておよそ25%近くも低下した勘定だ。液晶パネルの供給単価が下落してきた恩恵もあるが、それ以上に各メーカーが19インチ市場でのシェア奪取を目指して戦略的な値付けを打ち出してきたことが大きい。
さらに、12月に入ってNEC三菱、ナナオ、アイ・オー・データ機器の新製品が登場して、価格の低下に拍車がかかった。例えば、プリンストンテクノロジーが今月発売した19インチ液晶の新製品「PTFWD-19」は、5万円を下回る実売価格となり、19インチモデルにかなりの値頃感が出てきた。メーカー各社は今後も低価格モデルの発売に力を入れる模様で、こうした状況は液晶の大型化の流れをさらに加速させるにちがいない。(表)