アイコム、「FOMA」の無線IP電話機能に対応した無線LANルータなど2製品
アイコム(井上徳造社長)は、NTTドコモ「FOMA N900iL」の無線IP電話機能に対応した無線LANルータ「SR-5200VoIP2」、無線LANアクセスポイント「AP-5100VoIP」を12月中旬から順次発売する。価格はオープンで、実勢価格は「SR-5200VoIP2」が6万円前後、「AP-5100VoIP」が15万円前後の見込み。
2製品は、NTTドコモと「ソリューションクリエイティングパートナープログラム(SCP)」契約にもとづき、共同企画した第一弾。ともに、IP電話サービス(050番号)に対応した無線LANルータで、搭載する簡易中継サーバー機能の働きによって、最大18系統の無線IP電話端末(FOMA N900iLや同社製品のSE-50VoIPなど)からの通話を実現した。高価なゲートウェイやサーバー装置の導入は不要で、中小規模の事業所に最適なIP電話システムが低コストに構築できる。
また、「AP-5100VoIP」は、「SR-5200VoIP2」の基本性能に加え、無線IP電話端末から一般電話/ISDN回線での通話が可能で、無線LAN規格802.11a・b・gの同時通信機能や、VLAN機能(最大17の仮想LANグループ構築)にも対応している。
アイコムでは、NTTドコモとのパートナーシップにもとづき、今後もビジネス環境にワイヤレスモバイルの快適空間を提案する、先進性に優れた無線LAN、IP電話製品を提供していく考え。