サイボウズ、世界規模で利用できる10言語対応の国際版グループウエア

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2004/12/08 05:16



 サイボウズ(高須賀 宣社長)は、米国現地法人のCybozu Corporation(青野慶久President&CEO)が開発した、英語、日本語、中国語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、インドネシア語、タイ語の10言語に対応したWebベースの国際版グループウエア「サイボウズ Share360 ver 2.5」を、05年1月13日に発売すると発表した。インターネットと、アメリカ、アジア、ヨーロッパなど世界各地の販売店を通して販売する。さらに、新たな販売パートナーを募集し、営業体制を拡充する予定。

 同社は、日本で約180万人に利用されている「サイボウズ Office」シリーズの英語版として「サイボウズ Share360」を、主に米国市場を対象に発売していた。しかし、実際には、売上の7割以上を米国以外の地域が占め、とくにヨーロッパやアジアで利用される割合が多かった。そこで、新バージョンでは、世界各国の中小企業や、複数言語地域に展開する世界企業の支社などを対象にし、いっそうの販売拡大を狙う。

 対応する10の言語リソースを切り替えて使用できるのが特色。また、国際的な文字コードであるユニコード(UTF-8)を採用しているため、例えば日本語と中国語などの異なる言語を、文字化けなく同時に表示することも可能。世界各地のタイムゾーンや夏時間に対応し、利用者の時差を考慮した時刻を表示することもできる。このため、地域、時間、言語の差を越えたグローバルな情報共有や、世界中のどこからでも同じ情報にアクセスすることが可能になった。

 価格体系は従来と同じで、「Share360 Standard 10ユーザー」が898ドルから。もちろん、日本円での購入も可能。なお、「ver 2.X」の既存ユーザーは無償でバージョンアップすることができる。