NEC、10万円を切る省スペース・高速印刷のA4カラーレーザープリンタ
NECは、モノクロプリンタ並みの省スペースで、10万円を切る低価格と高速印刷を実現したA4対応カラーレーザープリンタ「マルチライタ1700C」(9万9800円)を12月1日に発売した。
上位機である「カラーマルチライタ7500C」に比べて、本体を約36%小型化。小型新エンジンの採用によって、紙トレイ部が突出しないフラットなデザインと、設置スペースに限りのある窓口業務やSOHOなどでも問題のない幅425mm×奥行き422mmの省スペース化を実現した。
印刷速度は、モノクロ印刷で25頁/分、カラー印刷でも5頁/分。印刷指示から1頁目の出力が完了するまでの時間も、モノクロで9秒以下、カラーで17秒以下と高速化を図っている。また、トナーの形状を均一化・小径化した微粒子「EAトナー」などを採用し、最高9600dpi相当×600dpiの高画質なカラー出力を実現している。
普通紙に加え、厚紙や自由サイズ用紙への印刷にも対応。普通紙で200枚まで連続して給紙できる。収納型手差しトレイを標準装備しているため、窓口業務などでも簡単に普通紙以外の用紙で印刷でき、さらにオプションのトレイモジュールを装着することで最大950枚の連続給紙が可能となる。接続インターフェイスには、高速イーサネット100BASE?TX(TCP/IP)と、USB2.0を標準装備。
このほか、プリンタ内部で発生した熱を効率的に排熱する排気ファンレス機構を同社としては初めて採用し、待機時は無音という高い静音性を実現。環境に配慮した「エコマーク」を取得し、環境負荷軽減に役立つ「グリーン購入法」の判断基準および配慮事項にも適合している。節電モード時の消費電力は7W以下に抑えた。
今後1年間で2万台の販売を目標としている。
なお、12月1日から3日まで東京ビックサイトで開催中の「iEXPO 2004」に新商品を出展している。