ラトックシステムは、ソフトウェアエンコードMPEG TVキャプチャーPCカード「REX-CB92TV」（税別1万800円）とモバイルアンテナ「REX-ANT1」（同6400円）を12月中旬から順次出荷開始する。

　すでに販売しているハードウェアエンコード版「REX-CB90TV」では、PCカード上のエンコーダチップによってMPEG圧縮を行っていたが、新製品の「REX-CB92TV」は、これをソフトウェア上で行うことで低価格化を実現した。テレビ視聴の場合は、入力した映像を非圧縮のまま画面に表示するため、CPUに負荷がかからない。バッテリー駆動のモバイル用途に配慮した省電力設計となっている。

　「REX-ANT1」は、コンパクトなブースター内蔵モバイルアンテナで、チューナー搭載パソコンでの使用も可能。添付のアンテナ給電アダプタを使用することで、ACアダプタを使うことなく、パソコンからの電源をアンテナに供給できる。アンテナは卓上置きとクリップ式に対応しており、アンテナをノートパソコンのモニタ部分にクリップで装着すれば、省スペース化を図れるとともに、便利に持ち運ぶことができる。

　なお、同モバイルアンテナとTVキャプチャーPCカードのセット商品も用意している。PCカードスロットからアンテナへの電源供給が可能で、PCカードに直接アンテナを接続するだけの簡単セッティングによって屋外でのスマートなテレビ視聴を実現する。


　価格は、ソフトウェアエンコードMPEG TVキャプチャーカードとモバイルアンテナのセット「REX-CB92TVA」が1万5800円（税抜、05年1月中旬出荷）、ハードウェアエンコードMPEG TVキャプチャーカードとモバイルアンテナのセット「REX-CB90TVA」が2万1000円（税抜、12月中旬出荷）。