インターコム、ナンバーディスプレイに対応したFAXサーバーシステム
インターコム(高橋啓介社長)は、韓国のSystem Base社と共同で、FAXの送信相手の電話番号が特定できるナンバーディスプレイ機能をサポートしたモデム内蔵4回線ボード「M-4MP」を製品化、同ボードを搭載したFAXサーバーシステム「まいと?く FAX Server 5/モデム内蔵4回線版」と「同 8回線版」を11月29日に発売する。
新製品は、ナンバーディスプレイ対応の「M-4MP」を搭載することで、受信したFAXを、(1)Fコード、(2)FAX ID(リモートID)、(3)回線ごとでの自動振り分け、(4)相手の電話番号(ナンバーディスプレイ)――で自動振り分けできるのが特徴。
これによって、受信FAXを市外局番別に振り分けたり、FAX送付元の電話番号によって各担当者へ自動的に振り分けて処理できるようになり、大幅な業務の効率化を図ることができる。
「M-4MP」は、モデム機能をハードウェア基盤上に搭載しているため、別途モデムを用意する必要がなく、FAXシステム全体をコンパクトに収めることができる。また、2枚差しも可能なため、最大8回線を制御可能。
さらに、新製品では、「まいと?くFAX」のAPI連携(ActiveX/DDE)を活用し、受信したFAXに確認FAXを自動返送するなどの処理も可能で、大量の注文をFAXで受ける通販業者などに適している。
なお、同社ホームページでは、SIer向けなどに業務システムとの連携を可能とするAPI連携(ActiveX/DDE)のアプリケーションテンプレートを用意しており、これを利用してユーザーの業務システムにFAX送信機能を組み込むことが可能になる。