ワコム（本社・埼玉県、山田正彦社長）は、一般消費者向け高性能ペンタブレット「WACOM FAVO（ファーボ）」をベースに、製品セット内容をコミック・マンガ・イラスト作成ファンのニーズに合わせた「WACOM FAVO コミックパック」を11月19日に発売する。価格はオープンで、実勢価格は8000円前後。発売後1年間で2万セットの販売を見込んでいる。

　新製品は、6種類のソフトを「WACOM FAVO」にバンドルしたイラスト作成向けペンタブレット。急増している10代、とくに女性の消費者の使用目的や希望購入価格帯に対応したもので、従来の「WACOM FAVO」の派生商品として併売する。専用コードレスマウスをセットから外すことで、価格も引き下げた。

　バンドルするソフトは、(1)イラスト制作のためのフリーソフト「Pixia」に、ヘルプファイルおよび18種類のフィルタを特別に添付した「Pixiaワコムフルスペック版」、(2)マンガ・イラスト作成ソフトや素材を国際的に供給しているサイト「デリーター（エスイー社運営）」のCGツール「COMIC ART CGillust3 体験版」、(3)セルシス製による世界初のマンガ専用グラフィックスツールのライトスペックバージョン「ComicStudio Mini」、(4)コミック制作ツールの体験版「COMIC WORKS ver.2体験版」、(5)NTTデータシステムズ製の水彩画専用ソフト「水彩LITE」、(6)プラスソフト製の手書きメールソフト「PenPlusパーソナル」――の6種類。