コダック、日本再参入となる個人向けデジカメなど4製品を発売
コダック(小島佑介社長)は、プロ仕様の光学10倍ズームレンズ搭載デジタルカメラのほか、一般コンシューマ向けデジタルカメラ、関連製品の計4製品を11月5日に発売する。価格はすべてオープンプライス。
発売するのは、(1)「Kodak EasyShare DX7590 Zoomデジタルカメラ」、(2)「同 LS755 Zoomデジタルカメラ」、(3)「同 フォトフレームドック」、(4)「同 プリンタードック PD-26」――の4製品。
「DX7590 Zoom」は、プロカメラマンの間で定評のある、独SchneiderKREUZNACH製の光学10倍ズームレンズを採用。2枚の非球面ガラスレンズによってフレアを大幅に減少させ、コントラストも改善した。有効画素数500万画素CCDを搭載し、最大50×76cmまで高画質で印刷可能。
また、専用のKODAKカラーサイエンス画像処理チップによって、瞬時に撮影条件を判定し、どんなライティング条件の下でも豊かで鮮かな自然の色を描写する。蛍光灯、白熱灯、または昼光の難しいライティング条件下でも撮影光源を検出し、明るい白と自然に近い鮮やかな色を再現するための調整を行う。
このほかの特徴は、(1)2.2型高解像度(15.3万画素)、インドア/アウトドア対応液晶モニタ搭載、(2)マニュアル/カスタムコントロール、(3)ハイスピードローライトオートフォーカス、(4)連写/ブラケティングモード、(5)16のシーン設定モードと5つのカラーモード、(6)ボタン操作ひとつで簡単に画像を共有できる、(7)撮影に必要なアクセサリーをオールインパッケージ――など。
「LS755 Zoom」は、509万画素CCD搭載で、最大50×76cmサイズまで高画質プリントが可能。16MB内蔵メモリとxD-ピクチャーカード用拡張スロットも搭載している。また、搭載するSchneider KREUZNACH製レンズは、「折り曲げ」や「スライディング」など省スペース仕様のレンズ機構とは異なる「ストレートレンズ」方式を採用。レンズ収納時には、シャッターと絞りを全開にしてレンズの第2群をすっぽり収める「直列収納機構」とした。
レンズは「多層膜コーティング」を施し、さらに「非球面レンズ」を3面に採用している。これによって、ボディの薄型化や画像周辺部までの高い解像度、忠実な色再現を実現し、超高画質の写真プリントを得ることができる。
このほかの特徴は、(1)画像の観賞を可能にする2.5型20.7万画素高精細液晶モニタ搭載、(2)デジタルフォトフレーム機能が可能な「Kodak EasyShareフォトフレームドック」搭載、(3)状況にあわせた撮影設定機能、(4)シェアボタン機能とKodak EasyShare Syetemによって、簡単にプリント、Eメールなどが可能――など。
「フォトフレームドック」は、「LS755」専用となり、お気に入りの画像でカスタムスライドショーを作成して、フォトフレームドックで表示することができる。置くだけで自動的に充電池が充電され、ボタン操作ひとつでコンピュータに画像を転送できるようになっている。
「プリンタードック PD-26」は、カメラを載せてボタンを押すだけで最大89×127mm(Lサイズ)の画像を75秒でプリントできる。コンピュータがなくてもプリントできるほか、画像の転送とKODAK EASYSHAREカメラの充電をフォトフレームドックと同じように行うことが可能。
これら新製品は、コダックデジタルカメラ取扱いのカメラ販売店および家電販売店を始め、コダックオンラインショップでも販売する。