ノキア・ジャパン、3G携帯電話を日本市場に本格投入

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2004/10/19 20:00



 ノキア・ジャパン(ヘイッキ・テンフネン社長)は10月19日、WCDMA方式の第3世代携帯電話(3G)の新製品として、スタンダードバージョン「Nokia 6630」とボーダフォン向けにカスタマイズした「Nokia 6630(Vodafon 702NK)」をそれぞれ発売すると発表した。

 同社では、「日本語化した3G携帯電話を、今回初めて日本のマスマーケットに投入する」(テンフネン社長)と、日本でのノキアブランドを強化していく意気込みを示した。「Nokia 6630(Vodafon 702NK)」は年内、「Nokia 6630」は05年初頭の出荷を予定している。

 「Nokia 6630」は、GSM(900、1800、1900)方式および日本のWCDMA方式に対応し、世界での使用が可能。パソコンのデータを同期化すれば、自宅や会社のパソコンのメールを送受信できる。また、ドキュメントビューアをダウンロード(無償)することで、ワード、エクセルの文書も閲覧可能。

 カメラ機能は、130万画素でデジタル6倍ズームを搭載し、静止画・動画が撮影できる。ブルートゥース対応のプリンタを使用すれば無線で写真出力も可能。さらに、MP3デジタル・ミュージックプレーヤー機能も搭載したほか、オプションでテレビ機能も付加できる。価格はオープン。

 販売チャネルは、同社の「Nokia store」、成田空港にある成田第一、成田第二、東京・箱崎のT-CAT各店と、「Nokia shop in shop」およびオンラインショップを通して販売する。その他、家電量販店やインテリアショップなどにも拡大する予定。

 ボーダフォンバージョン「Nokia 6630(Vodafon 702NK)」については、これらのチャネルに加え、ボーダフォンショップ、大手家電量販店など全国のボーダフォン製品販売店でも行う。機能、価格はボーダフォンの仕様となる。